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[源氏物語15] 可愛い小君

子供もわかる!? 源氏物語
光源氏君と12の花めぐり

源氏物語「帚木」「空蝉」のお話です

あらすじ

光源氏が男子だけで恋の座談会したあと、妻の葵の上に会いに行くため、左大臣の家に行きました 自宅に帰ろうとしたのですが、不吉な方角で帰れなくなりました 左大臣の部下の紀伊守の家に一晩泊めてもらうことにしました。 そこには、年の離れた夫と結婚した空蝉がいました。 光源氏は夜になったら、こっそり空蝉の部屋に忍び込みました。 空蝉と忘れられない夜を過ごしました。 光源氏はまた空蝉に会いたいのですが、どうしたら会えるか色々作戦を考えます。 二人の恋愛はどうなるのでしょうか?

ぜひ、Youtube版も見てください!

光源氏、小君を気に入る

光源氏は小君のことが可愛く思えてきて、それからというもの
どこへ行くにも小君を連れて行くようになりました

小君に服をプレゼント

光源氏「うーん、小君くんの服装が地味だから、もっとカッコよく仕立ててあげるよ♪」
小君「えっ!いいんですか?」

光源氏は自宅の衣服仕立ての御匣殿(みくしげ)に小君を連れていき
光源氏専属の衣服仕立ての仕事をしている女房を呼びました

光源氏「この子に似合う服を仕立ててくれ」
女房「まぁ、可愛らしい男の子ですこと」
裁縫の女房は小君の身体の寸法を測り、数日後に小君の新しい服ができました
小君「わぁ、これが僕の新しい服!?」
光源氏「とても似合っているよ」
光源氏「うちの衣服仕立ての腕は確かだろ?」
小君「この服を貰ってもいいんですか?」
光源氏「あぁ、いいとも」
小君「ありがとうございます!」

最初は姉君に近づく目的で小君を手懐けようとしていた光源氏でしたが、
今ではすっかり小君を気に入って大事にお世話しています。

光源氏は親か兄のように小君を可愛がるようになります。


源氏物語16に続きます
やはり空蝉にもう一度、会いたい。
そうだ、わざと方違えして空蝉の家に行ってみよう!

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