意識のハッキング対策としての夢日記

ひとつの純粋意識だけが実在としてあり、全てはつながっているという生命観による、夢の扱い方について書きます。

全てはひとつとはいえ、個別の身体によって知覚し体験する生命活動は現象界においてなされ、時間という虚構にリアリティをもたらす意識は、実在ではなく現象界に目を開いています。

その状態を一般的には「目覚めている」と表現しますが、それは現象界でのことであって、霊的な視点からは、実在に目を閉ざし眠っている状態です。

身体における休眠によって、霊的には眠らされていた意識は覚醒し、現象界において活動していた意識は時間の虚構から解き放たれ、実在に目を開きます。

そのとき霊太陽との通信が行われます。

同じひとつの意識でも、活動領域によって機能は異なります。

1. 現象界で活動する意識(身体における目覚め)
2. 休眠中の身体に代わって現象界で活動する意識(現象界での記憶を保持)
3. 夢の中で活動する意識(霊太陽との通信主体)
4. 霊太陽との通信を記録する意識(夢の内容)

この4つの中で 2. の意識は、ハッキングというか摺り替えが起こりやすく、グラウンディングが大事というのはこういう事態に備えることといえます。
家の戸締りをせずに旅行に出かける(※)ようなもので、実在に目を開いている間に、現象界における活動領域を占拠されてしまうのです。

※本当は、現象界で活動している意識が旅行中で、実在に目覚める意識は家に帰っているのですが、この喩えは逆になっています。

そうなると、現象界で活動するときに必要なものが用意されていても、受け取ることができません。

休眠中の身体に代わって現象界で活動する意識は、バックアップ機能として、一晩眠って目覚めたとき、昨日までの現象界の記憶を呼び出しています。

また、それだけではなく、本人の現象界における状況に最適化した実在からの要請を受け取る器としても機能しています。

この領域が占拠されてしまうと、意識の盲点が作られ、チャンスが目の前にあっても気づかないということが起こります。

実在からの要請は、天界からの恵みなので、消滅することはなく、本人が気づかないなら、他の誰かが持ち出して使うことになります。

これが意識のハッキングです。

そこで、防止対策として夢日記を活用できるのではないかと考えました。

天使暦は、意識の活動領域を明確にするためのグリッドとなります。

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