黄道十二宮を無効化する操作

黄道十二宮は一定方向に進行する時間の概念によって運用されています。
一年、一日も同様です。いずれも360°の体系です。
牧場の家畜のごとく、肉体の死という制限の範囲内で生命を削っていきます。
私たちが物質を認識することで体験する「現実」は、この時間の概念によって構築されたヴァーチャルリアリティです。
西洋占星術のモダン・トラディショナル問わず、また、神智学やジョーティシュも同様です。全て360°の体系によって構築された時間の概念によって私たちの意識は制限されています。
この拘束から解放する操作を説明します。

無限からのエネルギーが、360°の体系に投影されると現れるホログラムを、私たちは認識し、それぞれのマインドで解釈し、そこにリアリティを注いでいます。
それが現象界です。錯覚の世界です。
床のトリックアートを本物だと思って送る人生です。
牧場主がいると思っている家畜だけの世界です。
実は牧場の柵も牧場主も虚構なのです。

天気予報のおまけ程度の気休めでしかない星占いが実は、360°の体系を構築する基礎として、人々の時間認識に関わっています。
星占いは大抵未来の情報を伝えています。未来に期待する意識状態は、360°の体系で構築された虚構を継続させるエネルギーとして利用価値が高いのです。これは小児性愛にも共通することですが、それについてはまた記事を書く予定です。

フェースというエッセンシャルディグニティ(占星術で天体の影響力を測る指標の一つ)によって、白羊宮と双魚宮に切れ目を入れ、そこに、カルデア配列を循環させるために6天体を挿入すると、420°のプラネタリー・アワーのチャートになります。詳しい解説は拙著『タイムライン・ターミナル』をご参照ください。
360°から420°の体系にシフトすることで、現象界の錯覚を除去します。

黄道十二宮と二十四節気および太陽黄経は360°では一致していましたが、420°では、黄道十二宮は度数に一致し、二十四節気および太陽黄経から切り離します。この意義としては、黄道十二宮が無意識レベルに及ぼす影響から身を守るといったら大げさかもしれませんが、まっさらな意識でこれまでにない視点を獲得し、時間の概念を捉えなおすための操作と思ってください。420°の体系に組み込まれた黄道十二宮は、PHの3つごとの区分けに過ぎなくなります。二十四節気は、PHと無関係なので、季節の指標としてそのまま流用します。
今野咲著『2π=420°=♡ vol.1: 曜日の無限循環ゲーム

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