至福のエイジング vol.01

年月の経過が心身に及ぼす残酷な影響を最小限に止めたい。生涯を通して、生命力に溢れ輝いている状態でいたい。
それは、誰もが願うことの一つだと思います。

この記事では、エイジングについて、美容や医療介護分野で扱われる”老化現象”とは異なる捉え方をしています。

老いることは残念なことで、そうならないように対策する必要があるという認識を改めたところに立ち位置を定め、”老化現象”を次のように定義します。

老いとは、生命の不滅性を実践するための変容のプロセスである。

見た目の劣化、動作の不具合など、みすぼらしくなっていいことなどひとつもないように思える”老化現象”は、その状態に至る過程で、生命エネルギーが失われてしまったと考えられます。

しかし、生命エネルギーは消えて無くなったりしないという確信があれば、それらの”老化現象”は、生命エネルギーがどこか他に移ったと捉えることができます。

身体には有効期限がありますが、生命エネルギーは身体ではありません。
身体は太ったり痩せたりしますが、生命エネルギー自体は増えたり減ったりしません。

常に一定で無限の生命エネルギーは、身体を通して発揮されることで輝き、相互に光を増幅させます。
生命エネルギーは、身体によって与えることのできる”活動”になります。そこで光は拡大することができます。
それが、生命の不滅性を実践することです。

しかし、生命エネルギーを身体と同じように期限のあるもの、数えられるものと見なすと、与えた分減るので、減った分の対価を求めるという取引になってしまいます。

そうなると、身体を通して行われる生命活動は、マインドの作り上げたゲームとして、獲得と略奪が展開されている欠乏の世界で生存競争をすることになり、その結果、”老化現象”は、生存に不利な、困ったことになります。

他方で「老い」を、生命エネルギーを与えることで相互に増幅させる愛に満ちた生命活動の反映として捉え直すことで、祝福される”老化現象”というものを示すことができます。

つまり、どのような世界で活動しているかの反映が「老い」なので、好ましく現したいのなら、世界をそのように設定すればよいということです。

その設定の鍵を握るのが、時間の概念です。
時間の概念を改めることで、世界の設定を変更します。

vol.2 でその解説を述べます。



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