積雪真冬の自転車走行 自転車を安全に
自転車通勤をしていた時、積雪は避けて通ることは出来ませんでした。また真冬の厳冬期に自転車旅行で北海道を走行したことがあります。この経験を基に積雪で自転車が安全なんておかしいという論理に対して「いや安全です!」と論じてみます。
これは国道49号の新潟県・福島県境あたりです。冬に自転車走行する場合は寒さのほか、路面にも気を付ける必要があります。大抵は融雪剤がばらまかれるので、幹線国道の路面が凍結することは少ないです。
これは北海道夕張市に向けて進んでいる県道です。写真がないので自分の記録の画面コピーを取り出しました。融雪剤の散布地域から除外されているかもしれません。こういう場合は雪の上を走るしかありません。人によっては危険と思う人もいるかもしれません。
この真冬北海道自転車旅行では最終的に苫小牧港から夕張市のシューパロ湖まで自転車をこぎました。防寒対策として上はモンベルの防寒着、下はスノボーウエアを着用しました。多少、難儀をしましたが少しの注意で雪道走行は怖くありません。
なお車の運転は普通にしますが、雪道の運転はあまりしません。というかスリップして車が自損事故や人身事故を発生させたくないので、降雪時は運転しません。(人はねたら大変なことになるし。)
電車も降雪時は徐行運転になるし、状況により間引き運転や運転見合わせとなり時間が読めなくなります。そこで、自転車であればある程度時間が計算できるので、自転車が安全で最も早い交通機関になります。
自転車通勤に話を戻すと積雪した日、景色はこんな感じです。その日電車は分岐器の動作不良によりしばらく運転見合わせました。自動車はありますが、フロントガラスは氷で覆われたこと、この路面状況では事故を発生させた場合に損傷が大きくなります。そうなると自転車で通勤するしかなくなります。このときは通勤用のマウンテンバイクで職場まで行きました。アウトドア用のタイヤはブレーキをかけたときに踏みとどまる力も大きいです。自動車が雪を踏んだ跡の部分は雪が解けて、アスファルトが見えています。何とか走行して職場に向かうことができました。
自転車で雪道を走行する場合の注意事項です。
1 基本的には幹線道路を走る。
積雪時でも幹線道路は除雪や融雪剤が施されていたりします。
2 新雪がある場合は新雪の上を通行する。
新雪があると滑りにくく、多少進むのが遅くなりますが安全です。
3 ハンドル固定で直線的に走行し、方向を変更する場合は一旦停止する。
路面が凍結している場合でも直線で走るなら横滑りはありません。
総括ですが、積雪時の自転車通勤体験数例を元に対処法を書きました。なお、積雪後、一旦雪が解けて夜星空が見えると放射冷却が発生し、路面は完全に凍結します。従って危険度が増すのは積雪の翌日だったりします。この場合は徒歩であってもスリップして転倒することが多くなります。自分は自転車で通勤し雪が解けてアスファルトやコンクリートが十分確保できていた車道を走りましたが、自信がない場合は交通機関を使用した方がいいと思います。