かまいたち 架空漫才 「ベタな漫才やりたい」

山「ちょっと僕ね、ベタな漫才やってみたくて。ほら、僕らの漫才ってスタイリッシュでお洒落すぎるじゃないですか」
濱「どこがお洒落やねん。で、何?ベタな漫才ってどういう事?」
山「最初に(名前だけでも覚えて帰って下さい!)みたいなやつ。ちょっとやってみよか。お前スタートな、はい」
濱「すごろく始める時ちゃうねんから。まぁええわ。どうも~~~え~、背の高い僕が濱家、こっちのチビでデブな方が山内、僕らかまいたちと言います、名前だけでも覚えて帰って下さい~」
山「名前だけ覚えて帰ってもろてどないすんねん!!」
濱「お前が言い出した事やん。ほんで、何でチビとデブに反応せぇへんねん、もう言われすぎて感覚マヒしてんのか」
山「えーっと、僕らかまいたちって言いまして、僕が山内健司1981年1月17日生まれ、こっちが濱家隆一1983年11月6日生まれです、2人ともB型、
えーーーー、ここまでは、大丈夫ですか?覚えれましたか?来週のテスト問題に出る可能性高いですよ」
濱「何でお客さんが俺らの生年月日覚えなあかんねん。ほんでお前教員免許持ってるか知らんけど、急な先生すな!」
山「はい、それから皆さんスマホ持って下さい~。はい、YouTubeのアプリ開いて~、(かまいたち)で検索して下さい、はい、出てきましたね~。じゃあ、登録のとこタップしていただいて~」
濱「YouTubeのチャンネル登録の誘導すな!もうええねん、200万人も登録者おんねんから」
山「今から、登録者数300万人到達するまで、この会場の誰1人として帰れませんを行います!!!!」
濱「怖い怖い怖い、そんなん1年経っても終わらんねん」
山「え、、じゃあ、この会場の皆さんは、一年ここから出られないって事?え?みんな仕事とかどうすんの?」
濱「そのお前が言い出した頭おかしい設定の事一回忘れよか?ちゃうやん、ベタな漫才やりたいんちゃん?」
山「そやで?」
濱「そやで、ちゃうやん。じゃあ俺があれ言うわ(右からべっぴんさんべっぴんさん一つ飛ばしてべっぴんさん)
山「、、、差別やん」
濱「は?昔から漫才で使われてる古典的なやつやん」
山「飛ばされた人の気持ち考えた事あんの?」
濱「そんな深刻な話ちゃうねん」
山「美しくなければ意味がないって事?(美しかった事なんて一度もないわ!)って人はあかんの?」
濱「急にハウルの動く城のソフィの台詞あてがうな」
山「飛べない豚はただの豚なわけ?」
濱「そうや、飛べへん豚は十中八九、普通の豚や。もうええねんジブリほりこんでくな!楽しすぎるやろ!」
山「あ、楽しいんや。あと、べっぴんさんって事は女性っていう認識でいいわけ?」
濱「何でそんなとこ気になんねん、当たり前やろ!」
山「あんな?今はな?令和5年やねんで?性別で分けんなや!!!!!」
濱「何でそんな切れられなあかんねん、じゃあ何て言うねん」
山「人間人間人間人間!!!!!」
濱「怖いねん、そんなん全員人間やねんから
山「あー、でもこん中に宇宙人来てはったら失礼になるなぁ。人間人間、あ!宇宙人、どこの星から来はったんですか?へぇ、火星ですかぁ」
濱「何で宇宙人が、わざわざ花月に漫才見にくんねん」
山「あと、ロボットもおるかもしれんよな。今のロボット工学凄いねんから。人間!宇宙人!人間!ロボット!みたいな、、、事やな、、うん」
濱「何を1人で悩んで納得してんねん。ほんで、人間と宇宙人とロボットがお客さんで居てるその世界何やねんな!!めっちゃ楽しそうやん」
山「おぉ、、乗ってきた」
濱「一つ確認なんやけど、そのロボットは勿論AI搭載されてると思うけど、自我は芽生えたりしてんの?」
山「(うわ、何か映画でようあるやつ聞いて来てる)
まだやねん、まだ自我はないねん。でも人間だけが出来るって言われてる(笑う)っていう行為を知りたくて、漫才見にくんねんて」
濱「(うわ、ラリー返しよった)じゃあ、宇宙人は?何のために漫才見に来てんの?」
山「宇宙人はな、逆に(何で地球人はこんな単純な事で笑うんだろう)って思てるらしい。頭良すぎて逆に分からへんねんて」
濱「ああ、逆に、、かぁ、、なるほどなぁ」
山「、、てか、俺ら今何の話してるん、、?」
濱「全部お前が発端や、お前がベタな漫才やりたいとか、宇宙人とかロボットとか言いだしてん」
山「そやけど、、コーラって、、安いよなぁ?そう思たら目薬って、、高いなぁ?」
濱「急にこだま師匠の鉄板ボケすな!もうええわ、あざっしたー」

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