かまいたち架空漫才「保護猫」

山「早速なんですけどね、最近よくテレビで保護猫カフェとかやってるじゃないですか」
濱「ああ、捨てられたりした猫を保護して里親さんを探すってやつね、ええことやね」
山「僕、あれにめっちゃ憧れあるんです」
濱「え?保護活動したいってこと?お前ん家、犬もおるし猫もぎょーさんおんのに大丈夫なんか?」
山「いやちゃうねん、保護猫になってみたい」
濱「はぁ?!何気持ち悪い事言うてんねん」
山「いや、分かってんねん。俺が人間なんは」
濱「当たり前や!お前なんかギリギリ人間や!」
山「ギリギリ人間って何やねん。人間に(あ~
あなたもうちょいで人間じゃなかったですね、危なかったですよ~)とかないねん」
濱「お前がきしょい事言うからやろ」
山「だから、シュミレーションや。俺が捨てられてる子猫で、お前が通りかかって家に連れて帰るところからスタートや。
ニャォン。。ニャオン」
濱「え、、もう始まってる、、(チラチラ見る)」
山「(上目使い)ニャォン、ニャォン」
濱「あー!!!無理やこんなん。キモすぎんねん。どこからどう見たらお前が子猫に見えんねん」
山「お前マジック得意やねんからどうにかなるやろ」
濱「なるか!こんなん引田天功さんでも無理や!」
山「そういえば、野生爆弾のくっきーさん天功さんと仲良いみたいやから今からくっきーさんに電話して来てもらお」
濱「来てくれるわけないやん!ほんで何でくっきーさん天功さんと仲いいん、、」
山「集中して!おれをソックスやと思たらええ!」
濱「確かにお前、バズライトイヤーに出てくる猫のロボットの日本語吹き替え声優やったしな。ネットで下手くそとかボロカス書かれてたやつな」
山「それはええねん、ド素人の言うことは!」
濱「感じ悪!まぁええわ、ソックスに見えるソックスに見える、、」
山「ぴーぷーぴーぷーぴーぷーぴーぷー」
濱「あ、ソックスのやつやってる、、あれぇ、、こんなところに子猫がいる、、もしかして捨てられたのかなぁ、、?ほっとくん可哀想やし連れて帰ろか」
山「っっっっっっしゃーーーーーー!!!!!」
濱「子猫が何で、競馬で当てた時のおっさんみたいに叫ぶねん」
ーーーーーーーーーーーー家に連れて帰る
山「にゃおん、にゃおん」
濱「お腹すいてるか?コンビニで猫缶買ってきたから食べぇ」
山「、、、」
濱「ん?お腹すいてないんか?」
山「僕、マグロの刺身食べたい」
濱「うわ!喋り出した!何マグロ求めとんねん!贅沢や!そんな事より、こいつの里親探さなあかんなぁ。早速サイトに載せてみよか、よっしゃ写真撮るで」
山「僕の?写真撮るの?ちょっと、飛ばし入れてくれるか?」
濱「何で子猫が、飛ばし知ってんねん」
山「いや、美しく見せたいから」
濱「それ普段の山内やないか、現実のお前なんか美しくなれるか!」
山「やまうち?僕は子猫です」
濱「うわ、、猫の設定崩さへん、、ほんなら、写真撮って載せてっと。うわ!早速問い合わせ来てんで。トライアル行くか?」
山「んー、、パス」
濱「何がパスやねんな」
山「その家には行きたくない!50歳のおじさんやん!」
濱「何でやねんな、おじさんでもええがな」
山「あんな?おじさんの一人暮らしはな?子猫飼っても、見る時間少ないやろ?危ないねん。留守中俺に何かあったらどうすんねん?」
濱「あ、僕から俺に変わってる、、じゃあ、無職の金持ちのおじさんならええねんな?一日中家におるから」
山「あんな?50歳で無職のおじさんとかやばいやん!」
濱「金あんねんから働かんええし、やばないやん」
山「50歳という年齢でな?社会との繋がり無くしてんねんで?そんな奴が子猫育てれるか?」
濱「ああ言えばこう言うなぁ、じゃあこの人は?ここは大丈夫や、ご家族で、お母さんが専業主婦やねん、ここトライアルいこか?」
山「、、、、家族構成なに?」
濱「、、、、お父さん、お母さん、息子、でその弟さん、や」
山「ダメやな、はい次!!!」
濱「なに面接官みたいにイキってんねん、何がダメやねんな、お母さんは専業主婦やから、毎日お前の面倒も見れるがな」
山「なんっか、、ちゃうねんなぁ、、」
濱「お前、まさか選り好みしてんちゃうやろな?」
山「そんなわけないやん」
濱「ほんまぁ、、?じゃあこの人は、、?あーでもあかんかぁ、一人暮らしやし条件合わんな、断るわ」
山「え、何?」
濱「いや大学生の一人暮らしやねんて、無理やな」
山「男?女?」
濱「女の子みた
山「けってーい!!!けってけってけってーーーーーーーーーい!!!!!!!!!すぐ行くわ!じゃあな!!!!」
濱「おい、待て待て待て、お前の魂胆分かったぞ」
山「何がやねんな、里親募集に応募してくれて、そこに里入りするだけやん、早よ連れてってくれその女子大生の子のとこに!パラダイスや!」
濱「お前な?この設定で子猫やるなら、猫になりきれよ!完全に山内の欲望しかないやん」
山「やまうち、、とは、、?」
濱「ああ!!!もうわかった!!!お前は俺が飼う!!俺が責任持って面倒見るわ!!!」
山「え、、(照)よろしくお願いしますニャン」
濱「きも!もうええわあざっしたー!」

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