かまいたちの架空漫才「山」

濱「こんばんわーかまいたちです〜、よろしくお願いします〜。早速なんですけどね、こないだ2人で番組のロケ行ったんですよ、あれどこやったっけ山内さん」
山「あー、あそこね、確か長野じゃなかった?」
濱「あー、そうそう長野!山とかめっちゃキレかったよなぁ、何か日本じゃないみたいで、なぁ?」
山「、、、」
濱「特にほら、山と山の間にでっかい湖あったやん、あんなん外国の景色みたいやん」
山「、、、」
濱「え、、何さっきから黙ってんの、漫才中なの分かってるか?」
山「え、、目の前にお客さんおんねんから、これで漫才中じゃなかったら何中やねん?!」
濱「逆ギレすな!ほなちゃんと喋らんかい!何黙って人の話聞いてんねん!ちゃんとせぇ!」
山「いや、さっきからその(日本じゃないみたい)のくだり何なん?」
濱「何がやねんや、そのまんまの意味や!」
山「それ、旅番組見ててもたまに聞くけどさぁ、、おまはんが見てるのは(日本)やん!」
濱「そんなん分かってるわ!で、何やねん、おまはんて。ただ壮大な景色とかが、日本の景色じゃない、海外の景色みたいやって例えてるだけや!」
山「でな、その(海外)ってどこの国やねん?例えの範囲が広すぎんねん、卑怯や」
濱「例えに卑怯もクソもあるか!そんなんロシアとかメキシコとかや!」
山「おまえ、ロシアもメキシコも行った事ないやろがい!嘘をつきなさんな!!」
濱「なんやねん、つきなさんな!って。さっきから何のキャラやねん」
山「仮にな?ロシアかメキシコか知らんけど、似てる景色があったとするで?でもお前が見てんのは、長野の山やねん。(長野の山ですね〜)や!」
濱「どこに長野の山見て(長野の山ですね〜)って言うやつおんねん、そんなんただのアホやろ」
山「え、お前みたいにロシアとメキシコ行った事ない奴が(なんかここメキシコの山みたいですね)って言ってるほうがアホじゃない?」
濱「あーもう分かった分かった、金輪際、海外に例えんとくわ!どこ行っても(うわ〜高知の川ですね〜)とか(うわ〜、長崎の火山ですね〜)って言うわ!」
山「よろしい」
濱「何がよろしいや、ほんま何キャラやねん。でも、ほんまにロケとかで自然が豊富はとこ行かせてもらうと嬉しいよなぁ」
山「はぁ?」
濱「何が、はぁやねんな、東京とか大阪で仕事してたら、そらそう思うやろ。癒されるやん、自然って」
山「あんな?日本なんてな?一部の都会除いたら、ほとんど山やねんで?」
濱「ああ、まあそう言うけどなぁ」
山「島根県なんて見てみ?山しかないやん」
濱「んな事あるか!駅前とかそれなりに栄えてるやろ」
山「そんなんな、地図で見たらこんなちっちゃい点やねん。あと全部山!」
濱「おまえ島根出身やのに、何で島根県民敵に回そうとすんねん、番組おろされるぞ」
山「いや、その番組の初収録に遅刻してきた奴に言われたくないねんけど」
濱「それはもう言わんとって〜」
山「それで俺ら、林業にも関わらせてもらってるやん」
濱「そうですね〜、ありがたいです〜」
山「ほんでな、その関係で山とか行かせてもらった時にな、何か俺も(山化)してきてるって感じてん」
濱「、、山化、、?え、、どういうこと?」
山「いや、俺自身、山やなぁ〜って」
濱「山と一体化してるってこと?」
山「ちゃうねん、一体化じゃなくて、俺が山になっていってるってこと。俺苗字に山ついてるしな、ハハハハハハ!!!!」
濱「怖、、目バキバキやん、、」
山「だから、お前キコリになって俺の手とか足とか切ってくれ!」
濱「怖い怖い怖い怖い」
山「はよ!ほら!ええから!俺、山やから!ぼく、割り箸になりたいのぉ」
濱「やめてやめてやめて怖い怖い怖い怖い」

暗転。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?