かまいたち 架空漫才 「童謡」

濱「こんばんわ〜、かまいたちです、よろしくお願いいたします〜、早速なんですど、こう見えて僕ら2人とも子供が2人いるんです」
山「こう見えてってどういう意味?」
濱「それで、大阪のクズ芸人って言われてた僕らも、今ではけっこう良いパパしてるんですよ」
山「おいおい自分で良いパパとか言うな恥ずかしい」
濱「それでね、娘に童謡とか歌ってあげたりする機会も増えたんです」
山「お前が?きも!」
濱「何がきもいねん、お前の顔の方がキモいねん」
山「顔だけはいじらんとって!」
濱「お前の顔面今までもこれからもずっとイジられんねん、何最近調子ずいてダイエットとかしてんねん」
山「綺麗でいたいねん」
濱「ジャガイモはどう頑張ったってジャガイモやねん」
山「誰がジャガイモや!」
濱「お前と話してると話ズレるわ。ほんで、童謡ですね、歌ってるんですよ」
山「でもさぁ、童謡の歌詞って何か変じゃない?」
濱「何がやねん」
山「たとえば、小さい秋っていう童謡あるじゃないですか、あれとかめっちゃ変じゃない?」
濱「だから、何がやねんな」
山「まず、冒頭がな(誰かさんが誰かさんが誰かさんが見つけた)やで」
濱「それの何が変やねん」
山「いや、誰やねん!!!名を名乗れ!!!」
濱「何でそんなとこ気になるねん」
山「ほんでそのあとがな(小さい秋小さい秋小さい秋見つけた)やで?」
濱「可愛い歌詞やんか」
山「え、(小さい)秋って何なん?四季に大きいとか小さいとかあんの?ほな(今年の夏はでかいですな〜!)とか言うの?」
濱「んなもん比喩や!夏終わって、ちょっと涼しなってきた時に小さい秋って表現したんや!ほんまおまえは浪漫がないわ」
山「え、じゃあお前、娘さんにな(パパ〜、小さい秋ってなぁに?)って聞かれてそうやって答えんの?」
濱「そうや」
山「ほな、娘さんが(大きい小さいは形容詞だし、物体のない四季に使うのはおかしくない?)って言ってきたらどうすんねん」
濱「何で小さい女の子がそんな事言うねん」
山「じゃあ、99歩譲ってな、99歩譲ってやけど、せめて8月の終わりか9月の初めくらいか教えてほしいねん」
濱「そんなん、その年によってまちまちやろ」
山「フジファブリックも言うてるやん、天気予報で真夏のピークが去ったって言ってるって。天気予報士がそう言うたら小さい秋でええか?」
濱「確かによう聞くけど、ほんでその曲めっちゃ好きや〜。カラオケでよう歌うわ」
山「それやったらお前も娘さんにちゃんと説明できるやん(はい、今天気予報士が言いました〜、はい!小さい秋です!)って」
濱「もうそれでええわ、気ぃすんだか?」
山「いや、99歩譲って、99歩譲ってやで、それはそう決めたとして、やっぱり冒頭の誰かはハッキリさせたい」
濱「何やねんさっきから99歩って、何であと一歩来れんねん」
山「誰かさんってめっちゃ怖ない?幽霊なん?」
濱「おまえ人の話聞いてんのか」
山「そんなんな、最初に小さい秋って言い出した人がおるはずやねん。田中さんなんか佐藤さんなんか」
濱「そんなんちゃうねん、童謡なんやから、田中とか佐藤とかいらんねん、分からんやっちゃなー!」
山「じゃあお前は実体も分からんようなもんを娘さんに教えてるって事か?そうやってな、誰でもええねんとか言うてな、娘さんが間違った事してもな(知らな〜い、だって誰かさんが言ってたもん)っ言って、問題に向かい合わへんかったらどうすんねん?」
濱「何か腹立つけどまともな事言うてるわ、、。でもそんなん言い出したら、世の中の動揺とか音楽聴かせられへんで。そんなん言うたらお前もやん。息子に何聞かしてんねん」
山「だからな、俺は子供に間違った事教えたくないから俺が作詞作曲して俺が歌ってる歌しか聞かしてへん!」
濱「え、お前自分で歌作って歌歌ってんの、、きしょ、、」
山「せやねん、今度ソニーミュージックに持ち込んだろかなおもてるわ!Mステも出れるかもな!」
濱「いや無理やろ、もうええわあざっした〜」

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