かまいたち 架空漫才 ストーカー

濱「ここかぁ、姉貴の新築の家。おお〜○○ちゃんまた大きなったなぁ。今日はB BQやって、誕生日のお祝いしよな〜」
山「おめでとう~」
濱「何歳になったんやっけ?そうかもう5歳かぁ、早いもんやなぁ」
山「こないだまでこんなん(米粒くらいを指で表現)やったのになぁ~w」
濱「はい、これプレゼント。うん開けてええよ。そう、〇〇ちゃんプリキュア好きやから買うてん。喜んでくれて嬉しいわぁ」
山「はい、僕からもプレゼント。え?〇〇ちゃんナスの糠漬け好きじゃなかった?」
濱「何で5歳の子がナスの糠漬け食うねん」
山「そんなん好きな子もおるかもしれんやん」
濱「ほんで、おたく、誰ですかぁ?」
山「え?」
濱「は?」
山「いや、、お祝いに」
濱「お祝いにやなしに、お前誰やねん!何勝手に人んちの庭入ってきてんねん!」
山「それは僕が入ってきた時に注意してもらわないとぉ、、今更言われてもぉ、、」
濱「なんやねんそのキモい喋り方!チビでデブの変なオッサンおるとは思たけど、最初は姉貴の知り合いか誰かか思てん」
山「チビとデブは余計じゃない?」
濱「ほんで聞いたら誰も知らんチビでデブのオッサン言うてるやん!お前は誰や!警察呼ぶぞこら!」
山「僕、隣に住んでる山内って言います」
濱「隣に住んでるか知らんけど、挨拶もなしに何勝手に入ってきてんねん!」
山「僕、、5年前に妻と子を事故で亡くして、1人で寂しくて、、それで庭のお誕生日会の準備とか見てて羨ましくて、、つい、、もう帰るんで、、すみませんでした」
濱「そんは悲しい過去があったんすね、、じゃあ、お隣さんやし、今後のご近所付き合いとかもあるし、せっかくなんで○○ちゃんの誕生日、祝って下さい」
山「え、いいんですか?ありがとうございます!」
濱「(ピンポーン)あ、誰か来た。俺行くわ」
-------------
濱「おい!お前!これ隣の人からまわってきた回覧板!お前隣の人ちゃうやないか!
山「その人右隣ですよね?僕は左隣です!はい回覧板もらいます!」
濱「待て待て待て待て!ちょっと左隣見てくるわ!
おい!見てきたぞ!表札(佐藤さん)やったぞ。どういう事やねん!」
山「それ旧姓です」
濱「は?」
山「だから、佐藤は僕の旧姓なんです」
濱「え、何?どういうこと?」
山「あ、その家、元々僕の家やったんですけど、結婚する事になって。でも奥さんが自分の名字変えんの嫌って言うから、僕が婿入りしたんですよ」
濱「はぁ、、あれ、、お前んちに女の人来たで」
山「あれ奥さんです」
濱「お前さっき奥さん事故で亡くしたって言うてなかったか?」
山「二番目の奥さんです!!おおーい!!おかえりー!!!!」
濱「めっちゃ不審者見るみたいな目で見られてる!おいお前、全部嘘やな?もうサイコパスやこいつ。警察呼ぶわ!」
山「ちゃうんです。ほんまは僕、裏の家の者です」
濱「この家の裏、川や!」
山「僕、河童なんです。ほんまに裏の川に住んでて。キュウリあります?」
濱「こわ!まだ嘘つき続けてるやん。ちゃうねん、お前ほんまの事言え!誰やねん!何の目的があってこんな事してんねん!」
山「ーーーーーー(目を見開いて真顔)」
濱「怖い×4。その目で見られたらどっかに引きづり込まれそうな気になる」
山「そもそもやねんけどな?俺が何者であるとか関係ある?」
濱「は?」
山「ほなな、俺がキムタクやったとするやん。俺がキムタクやったら、このまま誕生日会に参加していいわけ?」
濱「キムタクならいいに決まってるやん。○○ちゃん、キムタクのファンやし」
山「じゃあ、俺も参加してええやん。キムタクと俺の違いって何なん?」
濱「お前とキムタクの共通点、生物学的に人間っていうとこしかないねん!キムタクが月やったら、お前みたいなもんウンコや!」
山「そこは普通に月とスッポンでええやん。なんでウンコまで格下げんねん。ほんで、お前ほんまに分からんか?俺の事」
濱「ウンコやろ」
山「ウンコはもうええねん、ほんまに分からんか?」
濱「は?」
山「は?」
濱「何やねん真似すんな腹立つなぁ!!!」
山「俺やってオレオレ」
濱「何オレオレ詐欺みたいに言うてんねん!騙されるか!」
山「ちゃうねん、よく見てくれ俺の顔」
濱「、、、きも!」
山「キモ、ちゃうねん、ちゃんと見てって!」
濱「ちゃんと見た上で、分からんって言うてんねん!何やねん、しつこいなぁ!」
山「ほら、山ちゃん濱ちゃんでやってたやん」
濱「え、、、もしかして、小学校の時に、山ちゃん濱ちゃんって名前つけて、ギャグ100連発とか一緒にやってた山ちゃん?」
山「やっと分かったwww」
濱「えーーー!!!何で???!!!めっちゃ久しぶりやん!」
山「何でってお前、小6の時に転校して行って、その後も親の都合で全国転々として、住所分からんからって言われてこれ渡しにきてん」
濱「、、同窓会のお知らせ、か。それはまあええねんけど、でもここ姉貴の家やし、何でお前が知ってるん?」
山「そんなんええねん、それよりこれ見て」
濱「え、、、俺の中学の時の運動会の写真、、何でお前が持ってるん、、?」
山「あとこれも見てwww」
濱「え、、中学ん時の修学旅行の写真、、」
山「あとこれwww」
濱「え、、高2の時、初めて出来た彼女と映画行った時のやつ、、」
山「こん時ジュラシックパーク見てなぁwおもろかったよなぁw」
濱「自分も一緒に行ってたみたいに言うてる、、何なんこいつ、、俺のストーカー、 、?」
山「え、もしかして俺の事ストーカーとか思ったりしてる?(目ギンギン)」
濱「(怖、、)思てへんて、、でも何で俺の写真こんなに持ってんのかなって、、」
山「ああ、これお前のお母さんに貰てん」
濱「え?おかんに?」
山「うん、お前が転校してから、寂しいやろ思て、お前のお母さんが俺のとこに送ってくれててん」
濱「ああそうなんや(ほんまにストーカーか思た、、よかったなぁ、、)」
山「ほんでお母さんから色々聞いてんで、思春期大変やった事とかw」
濱「おかん、そんな事まで喋ってんねや、、あ!たまたまおかんから電話や、もしもーし」
山「、、、」
濱「うん、うん、うん、分かった。ちょ、おかん、今、山ちゃんおんねん。俺が小学生の時に仲良かった山内やって。おかんが写真とか送ってあげてたんやろ?」
山「、、、」
濱「うん、今、山内目の前にいて、おかんが送ってた写真一緒に見ててん」
山「、、、」
濱「、、、うん、、え、、?それほんまなん、、?うん、じゃあ切るで、はい」
山「(目を見開いて真顔)」
濱「5年前の事故で、山内本人も奥さんとお子さんと一緒に亡くなったって、、ストーカーより怖いやん、、」
山「(怖い笑顔)」
ーーーーーーーーー暗転

山「ちょっとーーーー!!!!暗せんとってーーーー!!!明るくして!!」
濱「何やねんな!お前、山内の幽霊やん!どっか行ってくれ!」
山「俺、死んでからずっとお前に取り憑いてんねんwww」
濱「幽霊のストーカーって1番最悪やん。山内、ごめんやけど、成仏してくれへん?」
山「そんなん自分でコントロールできるわけないやんw幽霊皆んな(あ、もう幽霊も飽きたから成仏しよ♪)とかならへんねんwそれ出来るんやったら、皆んなしてますやんwwwだから、悪霊になったりすんねんwww」
濱「怖い話、めっちゃキャッチーに喋ってる、、もうそれ専門の人に頼むしかないな」
山「、、、除霊するって事、、?」
濱「それしかないやん、ずっと居られても困るし」
山「何でやねん!!!!!!何で何も悪さしてないのに、除霊されなあかんねん!!!!!!」
濱「怖、、めっちゃキレた、、うわ!!何か色なもんがガタガタ言い出した!え!さっきまで晴れてたのに、めっちゃ天気悪なってきた!ちょ、山内!落ち着いてくれ!」
山「除霊するの?しないの?」
濱「せぇへんから、もうやめてくれ!」
山「あ、そう(すーん)ほんで、お願いやねんけど、お前ん家に井戸作ってくれへん?」
濱「は?何で?」
山「貞子も寂しいって言ってるから、貞子呼ぶねん。あいつ井戸ないとうるさいからwww」
濱「え、、貞子ってあの、、」
山「うん、俺ら付き合ってんねん」
濱「最悪や〜!!!!!!(頭抱える)」

終わり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?