かまいたち架空漫才「タクシー」

山「こないだめっちゃ腹立つタクシー運転手おってん」
濱「ほんまにお前はいつでも誰かにキレてんなぁ。はい、聞きますがな」
山「こないだ、息子と病院行ってん」
濱「うん」
山「ほんでその帰りのタクシーの運転手やねんけどな」
濱「うん」
山「や、まあそもそも何で病院行ったかっていうとぉ」
濱「、、、」
山「息子がな、ちょっと喉痛いって言ってて」
濱「、、、」
山「俺も病院行くほどでもないかなぁ
濱「はよタクシー運転手の話せんかい!いつまで喋っとんねん!」
山「いや、皆さん病院行った理由とかも知りたいかと思って。ねぇ?(客席をあおる)」
濱「ええねん、お前とそっくりな息子が病院行く理由なんか誰が知りたいねん」
山「今、お前に対する世間の好感度が上がってんのに、何で自分から下げに行くねん」
濱「俺の好感度の話はええねん。頼むから早よタクシー運転手の話してくれ」
山「何っやねんなぁwそんな期待されても困りますやんwハードル上げんなってw」
濱「何で大学生のノリでチョケてんねん、ほんで期待するかボケェ。お前が言い出したんやろ」
山「あ、そう?(すーーーん)」
濱「こわ」
山「いやな、自分ちの住所を伝える時にな、はっきりちゃんと言うてんのに、何回も聞き返すねん。この時点でイラッときててんけど」
濱「怒りの沸点低すぎんねん」
山「それでそのあと(安全運転にて走行いたしますが、任意でシートベルトお願いします)って言われてんけど無視して 
濱「無視すな!」
山「息子に薬の説明しようと思て(このお薬が朝と夜で)みたいな感じで息子と喋ってたら、その話遮って(安全運転で走行しますが駄目ですか?シートベルト)みたいな感じで言うてきてん。はぁ?」
濱「はぁちゃうがな、そもそも息子の安全の為にもちゃんとシートベルトしいな、事故とかあったらどうすんねん。」
山「ほんでそのあとまた(安全運転で走行いたしますが、ダメですか?シートベルト)って言うから、結局してんけど」
濱「最初からしとけよ」
山「そもそも最初に(任意)ってお前が言うたんやん。ほんで何回も(安全運転)って言うてんねん、そんなに安全運転なんやったらシートベルトつけんでもええがな、言うてる事矛盾してるやん」
濱「何でやねんな、矛盾してへんやん。せんよりしといたほうが絶対的にええわけやん。逆に優良ドライバーさんちゃうかぁ?」
山「いやな、(僕、運転荒いんで!シートベルトしといたほうがいいですよ!)やったら(おぉ、、ほなせなあかんな)って思うけど)
濱「どこに目ぇバッキバキでそんな事言うタクシー運転手おんねん」
山「ほんで走り出したらな、めっちゃ運転荒いねん。。」
濱「ええ、、何、、こわぁ、、」
山「そやねん、めっちゃ飛ばすし急な車線変更とかするし、俺1人やったら文句言えたんやけど息子おるし、とにかく早よ家着いてくれってずっと思ってて」
濱「うん」
山「ほんで、めっちゃ喋りかけてくんねん」
濱「まあ、お喋り好きのタクシー運転手さんも多いしなぁ、喋るのも仕事のうちの一つみたいなもんちゃうか?」
山「いや、お前の仕事は安全運転で走行するのが仕事やねん!何コミュ力あげとんねん!」
濱「じゃあ、静かにしてほしいって言うたらええやんけ、うるさいなぁ」
山「いや、万が一にもな(チッ!こいつムカつく!)とか思われて(よし!このままこの親子と心中や!)って崖から飛び降りたらどないすんねん」
濱「お前住んでんの東京やんけ、どこに崖あんねん、ほんでそんなサイコパスみたいな運転手おらんねん」
山「あんな?東京なんてな?都会なん一部だけで、端のほう行ったら田舎やねん、崖ぐらいあるやろ!」
濱「どこの何にキレてんねん」
山「(スマホいじる)ほれ見てみぃ、マツコの知らない世界で、崖を巡る新生みゆきさんが東京に崖が2万3千箇所もある言うてるわ」
濱「し、しんみょう、、?誰、、?ほんで、にまん、、さんぜん、、?」
山「OLしながら全国の崖を巡ってる、みゆきさんや!」
濱「そんなんどうでもええねん、もう崖の話やめてくれ」
山「ほんでな、喋ってる最中に、その人タクシー運転してるけど副業で株とかやってめっちゃ儲かってるらしいねん」
濱「ほぅ、、」
山「速攻LINE交換したwwww」
濱「お前、金持ちになると見境なさすぎやろ、やめさしてもらうわ、あざっしたー」

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