かまいたち 架空漫才 「応援」

濱「最近なんか映画見た?」
山「最近あんま見てへんなぁ」
濱「俺最近な、めっちゃええ映画みてん」
山「へぇ、どんなやつ?」
濱「ネタバレになるから詳しくは言わんけど、不幸な境遇の主人公がおんねん」
山「うん」
濱「でもどんな困難にも立ち向かうねん」
山「、、うん」
濱「ほんでな、決め台詞がな(明けない夜はない)」
山「、、、」
濱「聞いてるか?そうやって自分を鼓舞して頑張んねん」
山「、、ふーん」
濱「なんやねん、ふーんって、感じ悪いなぁ」
山「え、、なんか決め台詞とか言ってましたよね。明けない、、何でした?、、よ、、?」
濱「(明けない夜はない)や。何で、夜の事忘れんねん」
山「それよう聞くわぁ」
濱「せやろ?良い言葉よなぁ」
山「意味分からへん」
濱「何がやねん」
山「明けない夜はない?、、って、当たり前ですやん!!え、皆さん未だかつて明けなかった夜、ありました?(うわ〜、なんか今日ずっと夜やん、え!今何時?もう6時やのに夜明けてないやん!)ってことありました?wwwwwww」
濱「何がそんなにおもろいねん。ちゃうねん、人生どんな困難が起きても必ず乗り越えれる!それを暗い夜も必ず朝になるって事に例えてんねん」
山「そんなん分かってんねん!」
濱「ほな、さっきの何やねんな」
山「そんなん子供騙しや」
濱「は?どういう意味?」
山「ほなな?シングルマザーでお子さん育ててる人がおるとするやん?頑張ってパートの仕事してるけど、お金たりひんくて毎日大変やねん」
濱「うん」
山「その人にな(明けない夜はないっていうでしょ?だから頑張ろ)って言えるん?」
濱「言うたらええがな、少しはそれで励まされるがな」
山「あんな?応援とか、頑張れとか、世の中でいっちゃん無駄やねん!」
濱「何でやねんな、頑張れ言われたら頑張れるやん」
山「イラっとする!」
濱「何でやねん、励まされて何でイラつくねん」
山「もう頑張ってんねん!」
濱「でも言わんより言うたほうがええやんか」
山「もう頑張ってる人に、頑張ってって言うてどないすんねん。みかんに(頑張れ!もっとオレンジ色になれる!)って言うの、、?」
濱「どんな例えやねん。何でみかんを応援すんねん。じゃあ頑張ってるけど、気持ちが挫けそうな人に、頑張れって言ったらダメってこと?」
山「そら、反町隆史に励まされたら頑張れるで?それを、お前みたいな大阪の腐れ芸人に言われたところで頑張れるか!」
濱「誰が大阪の腐れ芸人や!ほんなら、俺は言いたいことも言えずにポイズンやないか!」
山「、、、、」
濱「何か言えよハズいやろ」
山「だからお前は反町にはなれへんねん」
濱「話変わってきてるやん、俺別に反町さんになりたいわけちゃうねん」
山「え?お前、反町隆史になりたくないん?神様が、お前のカワウソみたいな顔を反町隆史にしてくれるって言うてんのに、なりたくないってこと?おっまえ!松嶋菜々子に謝れ!」
濱「いやいやいや、そらなれるもんならなりたいよ。ほんで何で奥さんの松嶋菜々子さんに謝罪せなあかんねん」
山「あ、カワウソ否定せぇへん、似てるって自覚あんねや、、とどのつまり、なりたいの?反町隆史に」
濱「そらなりたいよ、ずっと見てきた憧れの俳優さんやねんから」
山「なれるか!お前みたいなド腐れ芸人が!!人生にリハーサルなんてないんだよ!!」
濱「こわ!お前が言い出したんやん。ほんで、鬼塚英吉の名言誰が分かんねん。その話ちゃうねん。話ズレすぎてるわ」
山「ああ、たこ焼き器買う話やったな」
濱「お前多重人格か?応援するせぇへんの話や」
山「Twitterとかにもおんねんなぁ」
濱「何がやねん」
山「(応援してます!ライブには行けないけど頑張って下さい!)とか言う奴、いや、来いや!」
濱「そんなん色々あって来れん人もおるやろ、応援してくれるだけで有り難いやん」
山「応援なんかいらんねん、こっちはもう十分人気あんねんからw」
濱「お前ほんま嫌なやっちゃな、どんな育ち方したらそんななんねん、親の顔見てみたいわ」
山「俺の親会うた事あるやろ、お前こそようそんなん言えんな、今度島根行った時、俺の親父ロケ来んのに気まずないんか」
濱「全然」
山「あ、気まずないんや」
濱「お前の親父の話はええねん、最近、かまいたちのファンから写真撮って下さいとか声かけられて調子に乗ってる親父の話は」
山「めちゃくちゃ悪口言ってる」
濱「頼むから元の話に戻してくれ」
山「何やったっけ」
濱「もう忘れてんのか。お前が応援とか無駄って言ってた話や」
山「そう、世の中でいっちゃん無駄!」
濱「じゃあ何て声かけたらええねん教えてくれ」
山「教えたろか?」
濱「うん」
山「これ見て?このツボ買うたら、みんな幸せになんねん」
濱「うわいっちゃんあかんやつや、もうええわえざっしたー」

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