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【Pick Up!! 最新SAKEトピック! 11/23版】

いよいよ連休も最終日です。
日差しが暖かく気持ちの良い朝です。

昨晩、メロン香のする日本酒に炭酸水を混ぜたら見事にメロンソーダと化しました。
割合は日本酒:炭酸水=3:1がおすすめですが、まだまだ研究の余地がありそうです。

それでは今日も行ってみましょう。

酸味やとろみ、個性も ヴィンテージ日本酒

時間をかけて寝かせたヴィンテージの日本酒が注目を集めています。ワインやウイスキーでは当たり前の熟成だが、日本酒でもかつては親しまれていました。

日本酒業界は、鮮度や米の種類、香りなど、様々な差別化に取り組んできました。そして近年、『時間』を味方につけたものに、目が向き始めてきました。

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<ニュースソース>
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66426870Z11C20A1W11300/


<ニュース①Sakepedia解説>

珍しいと思われている日本酒の熟成酒ですが、その歴史は約1000年遡ることができます。

鎌倉時代に日蓮上人が信徒からもらった古酒に対するお礼の手紙の中に
「人の血を絞れる如くなる古酒を・・・」
という、記述が残っています。
当時の古酒の色合いがありありと浮かび上がってきますね。

ちなみに、日本酒の熟成の文化が消えた大きな要因とされるのが、明治時代に導入された造石税です。造ったお酒に即時に課税されるため、酒蔵はなるべく早く現金にするために、寝かせずに売り切るようになりました。

温故知新な酒、古酒を是非楽しんでみてください。

<ニュースソース>

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66426870Z11C20A1W11300/

蔵元集団NEXT5 パリのスイーツとコラボ

秋田県内の若手醸造家5人が集まって2010年に設立した蔵元集団NEXT5。毎年、それぞれの蔵元が代わる代わる新たな日本酒づくりに挑戦し、日本全国のみならず海外にも強烈なメッセージを発信し続けてきました。

10周年を迎えた今年は、八峰町の山本酒造店代表 山本友文さんが貴醸酒(きじょうしゅ)の製造に挑戦しました。貴醸酒とは水の代わりに酒で仕込む製法で、独特のとろみのある甘口の日本酒です。

貴醸酒と一緒に絶品のスイーツを味わってもらおうとコラボしたのが、パリに本店を構え、スイーツ界のピカソと呼ばれる「ピエール・エルメ」です。

販売価格は、1万3800円(税込)

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<ニュースソース>
https://www.akita-abs.co.jp/next5/

<ニュース②Sakepedia解説>

NEXT5は「次世代を見すえた酒づくりを秋田の酒蔵の5人で模索していこう。そして、秋田の酒づくりを牽引できるような存在になろう。」という志のもとで生まれた若手蔵元ユニットです。

今回、酒蔵が異業種とのコラボレーションというコンセプトで生まれたのがパティスリー×貴醸酒。
こうした異業種とのコラボは今後広がっていくと思います。

土湯の魅力を酒に凝縮 新商品のどぶろくとシードル

福島市土湯温泉町の醸造所「おららの酒BAR(さかば)・醇醸蔵(じゅんじょうぐら)」で二十一日、どぶろくとシードルの仕込み作業が始まりました。土湯温泉の魅力が詰まった新商品として12月20日に販売を始めます。

どぶろくとシードルは醸造所の売店や旅館・ホテルなどで販売する予定。価格は未定ですが、年間どぶろくを3,000リットル、シードルを2,600リットル出荷する予定。

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<ニュース③Sakepedia解説>

シードルとはりんごから造ったお酒のことです。
地元の米やフルーツをPRするために、どぶろくや果実酒の活用は注目されています。

日本の醸造技術は他国を圧倒するものがあり、お酒を造ろうと思えばどんな原材料からも基本的には造れてしまいます。

これまでもっとも手軽に造れるのはワインでしたが、りんごや桃などを原料にした地場産品×お酒は、新しい地元PRの手段になっていくと思います。


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