シーワンはツーコンの一撃を喰らった
1985年8月13日に
『ファミリーコンピュータロボット ジャイロセット』(1985 FC)
が発売されたため、
『ファミリーコンピュータロボット ジャイロセット』
が37周年になりました。
「ファミリーコンピュータロボット」自体は
『ファミリーコンピュータロボット ブロックセット』(1985 FC)
と同時に発売されているため、
1985年7月26日の時点で37周年に突入しています。
「ファミリーコンピュータロボット」は、
テレビからの光信号をキャッチすることで反応するつくりなので、
ブラウン管以外のテレビでは正しい反応をせず、
現在では遊べる環境がかなり難しくなっています。
それゆえに今ではファミリーコンピュータで遊んでいた人よりも、
マイコンピュータテレビC1を使い続けている人の方が、
遊びやすい環境になっていると言えなくもありません。
マイコンピュータテレビC1はファミリーコンピュータの互換機で、
ブラウン管のテレビの下にカートリッジの差込口がある、
大変便利なテレビでした。
ところが、
ファミリーコンピュータ時代の中期になると、
『燃えろ!!プロ野球』(1987 FC)など一部のゲームが
マイコンピュータテレビC1で遊べない事態に陥ったため、
ファミリーコンピュータ時代が終焉するまで
マイコンピュータテレビC1を使い続けた人は
ほとんどいなかったのではないでしょうか。
光線銃やバンダイのハイパーショットを使う際にも
ブラウン管のテレビが必要なため、
今こそまっとうにファミリーコンピュータのゲームを遊ぶ環境として
マイコンピュータテレビC1の時代が来た
と言えなくもありません。
しかし実のところ、
マイコンピュータテレビC1で普通に遊べないゲームの第1号こそが、
実は『ファミリーコンピュータロボット ジャイロセット』だったのです。
ファミリーコンピュータとマイコンピュータC1では
コントローラの形状が異なるため、
トレイに2コントローラをセットすることができず、
互換機の互換性はスペックのみならず
形状まで含めて維持されなくてはならないことを、
この出来事がシャープに教えてくれました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?