トップストライカーの闘志が燃えることはなかった

１９９２年１０月２２日に
『トップストライカー』（1992 FC）が発売されたため、
『トップストライカー』が３０周年になりました。

ナムコが発売した
『トップストライカー』というシンプルなタイトルのゲームなので、
ノンキャラだと思う人がいるかもしれませんが、
実のところ日本アニメーションのアニメーションを原作とするゲームで、
原作のアニメは「燃えろ!トップストライカー」というタイトルでした。

ゲームにおいて「燃えろ」といえば、
『燃えろ!!プロ野球』（1987 FC）が有名で、
『燃えろ!!プロテニス』（1988 FC）、
『燃えろ!!ジュニアバスケット TWO ON TWO』（1988 FC）、
『燃えろ!!柔道うおりあーず』（1990 FC）など、
いろいろなスポーツを題材にしたゲームが
「燃えろ」シリーズとして発売されています。

サッカーもメジャーなスポーツゆえに
『燃えろ!!プロサッカー』（1988 FC）が発売されているため、
「燃えろ」＝「ジャレコ」というイメージが強く、
ナムコが『トップストライカー』に
「燃えろ!トップストライカー」というタイトルをつけるのを
躊躇していたとしても充分に理解することができます。

もっとも『トップストライカー』の１ヵ月前に
ジャレコが発売したサッカーゲームのタイトルが『GOAL!!』（1992 FC）で
「燃えろ」が付いていないところを見ると、
ゲームにおいて「燃えろ」という言葉のイメージが良くなかった
と考えられなくもないのですが……。

ちなみに、
当時のバンダイグループのユタカが
『ウルトラリーグ 燃えろ!サッカー大決戦!』（1995 SFC）
を発売していることから、
バンダイナムコグループ的には
「燃えろ」に対する抵抗はなくなっているはずなので、
今こそ「燃えろ!トップストライカー」のタイトルでの
ゲーム化を実現していただければと思います。