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ビッグタイトルに便乗する虫がいいゲームが存在する

6月4日は語呂合わせにより「虫の日」となっています。

「虫」を題材にしているゲームと言えば、
2003年にアーケード向け筐体をきっかけにブレイクした
「甲虫王者ムシキング」が有名で、
2005年6月23日にはゲームボーイアドバンス版の
甲虫王者ムシキング グレイテストチャンピオンへの道』(2005 GBA)
が発売されています。

この「甲虫王者ムシキング」のブレイクから
家庭用ゲーム機向けへの展開までの隙をムシせず果敢に発売されたのが
「昆虫モンスター」シリーズでした。

カルチャーブレーンがゲームボーイアドバンス向けタイトルを
大量投入した「ツインシリーズ」の1タイトルとして
2004年12月10日に発売されたのが
ツインシリーズVol.3「昆虫モンスター」+「スーパーチャイニーズラビリンス」』(2004 GBA)
でなぜか「スーパーチャイニーズラビリンス」との
カップリングという豪華な布陣で
「昆虫モンスター」が誕生しました。

パッケージの裏面を見ると、
「大流行の昆虫バトル!!」と書いてあり、
「甲虫王者ムシキング」に便乗していることを
微塵も隠しはしません。

「昆虫モンスター」の略称は「ムシモン」なので、
当然ながら「ポケットモンスター」に便乗していると見て
間違いありません。

約5か月後の2005年5月3日には、
昆虫モンスター バトルスタジアム』(2005 GBA)と
昆虫モンスター バトルマスター』(2005 GBA)
を同時発売。

ゲーム内容の違いについてはムシするとして、
パッケージの背景カラーの対比や通信仕様で連動しているところに
ポケモン商法さえも感じ取ることができます。

その後、
2005年6月23日に本家
甲虫王者ムシキング グレイテストチャンピオンへの道
が発売されると「昆虫モンスター」は姿を隠し、
2005年8月11日には
タイトル的には「どうぶつの森」に便乗したような
昆虫の森の大冒険 ふしぎな世界の住人たち』(2005 GBA)
が発売されました。

昆虫の森の大冒険 ふしぎな世界の住人たち
にも「ムシモン」が登場するので、
「昆虫モンスター」シリーズの派生タイトルと考え、
このタイトルもムシしてはいけません。

ちなみにその後の展開が虫の息だと思われた
「昆虫モンスター」シリーズには、
約9年後の2014年6月19日に
昆虫モンスター スーパー・バトル』(2014 3DS)
という新種が発見されているのですが、
今のところ何の便乗だったかは確認できずに現在に至ります。


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