宝は見つかったとしてもパッケージは幻でしかない

１９９３年２月５日に
『悪魔城ドラキュラ』（1993 FC）が発売されたため、
ファミコンのカセット版の『悪魔城ドラキュラ』が３０周年になりました。

なにゆえにファミコンのカセット版と断りが必要かと言えば、
１９８６年９月２６日にファミコンのディスク版
『悪魔城ドラキュラ』（1986 FCDS）が発売されているからです。

コナミのディスクシステム向けに発売されたタイトルの中には、
後にカートリッジで発売されている事例があり、
『バイオミラクル ぼくってウパ』（1988 FCDS）に対する
『バイオミラクル ぼくってウパ』（1993 FC）や、
『もえろツインビー シナモン博士を救え!』（1986 FCDS）に対する
『もえろツインビー シナモン博士を救え!』（1993 FC）が存在します。

しかし、
実はファミコンのカセット版が先で
ディスクシステム版が後というパターンもあり、
『ツインビー』（1986 FC）に対する『ツインビー』（1986 FC）と、
『グーニーズ』（1986 FC）に対する『グーニーズ』（1988 FCDS）
という２例が存在しています。

ディスク版とカセット版があるタイトルの場合、
カセットの方が貴重な存在のことが多いのですが、
ディスク版は書き換え専用タイトルだったこともあり
パッケージは存在しないため、
例え伝説の海賊「片目のウィリー」が印した宝の地図
が見つかったとしても、
ディスク版『ツインビー』やディスク版『グーニーズ』の
パッケージは存在しないので、
幻のパッケージを探し求めるのはやめましょう。