ボーリングは穴を掘るゲーム、ではなかった

ゴールデンウイークなので、
珍しいゲームを遊ぼうと思い、
ふと調べてみると
「ボーリング」がゲームになっていることがわかりました。

「ボーリング」とは、
地質調査のために穴を掘ることなので、
こんなニッチな内容がゲームになっているとは大変驚きでした。

『ワールドボーリング』（1990 GB）では、
「誰でも気軽に楽しめるスポーツ」などと表現されていて、
1990年の時点で「ボーリング」が
親しみのあるスポーツになっていました。

『チャンピオンシップボーリング』（1991 FC）では、
「最高4人でプレイ」できるようになっているのですが、
1991年の時点で穴掘りに
どんな対戦ルールが編み出されたのでしょうか？

『ブギウギボーリング』（1993 MD）では、
穴を深く掘りすぎてしまったせいか、
地底人らしき異質な人が競技に参加してしまっています。

そして、
『シンプル1500シリーズ Vol.18 THE ボーリング』（1999 PS）により、
1999年にはついに
「リアルボーリングシミュレーター」が開発され、
ゲームの中でもリアルなボーリングが実現されてしまいました。

しかし、
これらの「ボーリング」ゲームのパッケージをどのように見ても、
穴を掘っているようには見えません。

『シンプル1500シリーズハローキティ Vol.1 ボウリング』（2001 PS）
にはルールが書かれているのですが、
穴を掘るのではなく、
「10本のピンをできるだけ多く倒した方が勝ちとなるのが、ボーリング」
なのだとか。

実のところ、
日本ではメジャーなスポーツの「ボウリング」は、
時々「ボーリング」と誤表記されることがあったのです。

「ボーリング」と書かれていても
穴を掘るゲームではないことを十分に把握してから
ゲームをプレイしていただければと思います。