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伊達者は片手では必殺技を使えない

1992年7月14日に
マリオペイント』(1992 SFC)が発売されたため、
マリオペイント』が30周年になりました。

マリオペイント』はスーパーファミコンマウス専用ソフトで、
マリオペイント』は
スーパーファミコンマウス同梱版しか存在しないため、
スーパーファミコンマウスも30周年になります。

周辺機器は専用タイトルが多いほど活躍の場が増えるのですが、
残念ながらスーパーファミコンマウス専用タイトルは
マリオペイント』と『マリオとワリオ』(1993 SFC)
の2タイトルのみ。

それでも、
パソコンではグラフィカルユーザーインターフェースの時代
に入りつつある時期で、
パソコンではそれなりにマウスを使ったゲームが発売されていたため、
パソコンからの移植タイトルを中心に
スーパーファミコンマウス対応タイトルは
それなりに発売されました。

ある方面で有名な『ジーコサッカー』(1994 SFC)も
スーパーファミコンマウス対応タイトルの一つ。

標準のコントローラーよりもボタンが少ないというデメリットも、
ジーコならではのダブルクリックを多用するテクニックにより、
しっかりとフォローされていました。

しかし、
同じくプロ選手の名を冠する
伊達公子のバーチャルテニス』(1994 SFC)は
なんとも微妙に見える対応でした。

「簡単操作のマウスと本格派向けのコントローラー」ということで、
コントローラーとスーパーファミコンマウスでは
操作できる内容があからさまに異なり、
マウス操作では
「スライス」「ドロップショット」「スペシャルショット」
が打てないのです。

とりわけ「スペシャルショット」が使えないのは致命的で、
いざという時に役立つショットを打てないことを意味します。

しかし、
ラケットを両手で持つことの大切さを
伊達選手が教えてくれているのであれば、
これ以上ない実戦的なトレーニング
と言えないこともありません。

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