「スター」と「ザ・スターボウリング」の知名度問題
6月22日はボウリングの日。
文久元年6月22日付の英字新聞に
ボウリングの記事が掲載されたことから、
公益社団法人日本ボウリング場協会が
ボウリングの日を制定しています。
「ボウリング」と言えば、
スポーツとして認識されているかどうかは別にして、
日本中にボウリング場がたくさんあるため、
娯楽としては十分に定着していることがわかります。
1983年~1998年に掛けて、
テレビ東京系列で「ザ・スターボウリング」
という番組が放送されていたことも、
日本において「ボウリング」が人気の娯楽だったことが
わかるかと思います。
『ザ・スターボウリング』(1997 SS)
は本当にスターが登場しているのか疑いを持たざるを得ない
シンプルなパッケージのゲーム。
「スター」のはずなのに
「女の子5人の中から1人を選び」と
出演者の名前が紹介されていないことに
いかがわしささえ感じてしまいます。
続編の『ザ・スターボウリング Vol.2』(1998 SS)
でもやはり「スター」の存在がわからず、
このシリーズの怪しさを拭うことは全くできていません。
取扱説明書を見てみれば誰が出演しているかは確認できるのですが、
「スター」なのだから顔を見ればわかるだろう的な、
人物紹介が全くない内容になっていました。
この2タイトルを1つにまとめた
プレイステーション版『ザ・スターボウリングDX』(1998 PS)
ではやはり「スター」を感じさせない、
ポリシーのあるパッケージでした。
とはいえ、
やっとのことで「スター」が
「横山智佐」「白鳥由里」「平松晶子」「丹羽紫保里」「大野まりな」
「松井菜桜子」「氷上恭子」「山口由里子」「池沢春菜」「本多知恵子」
の10人ということが確認でき、
ちょっとだけ前進した内容になっていました。
しかし、
どう考えてもあのテレビ番組の「ザ・スターボウリング」と
このゲームでは何かが違うんだよなぁ、
と疑問に思っていると、
とんでもない文面を見つけてしまいました。
出演者のアピールと著作権の注意書きを
同時に追加したところを見ると、
「ザ・スターボウリング」の知名度を十分に認識した
便乗商売と感じずにはいられないのですが、
出演している「スター」をしっかりと告知して
パッケージにも堂々と登場させた方がより成功できたのではないか
と思わずに……そうでもないかも。
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