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カービィのナンバリングが続かないのは日本人のせい

星のカービィ』(1992 GB)は1992年4月27日に発売されたため、
「星のカービィ」シリーズがついに30周年となってしまいました。

カービィ自身は
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』(2018 Switch)
にも登場するなど、
大活躍を続けているのですが、
シリーズとしてとらえると、
かなりの紆余曲折を繰り返しています。

カービィといえばコピー能力が有名ですが、
初代『星のカービィ』にはコピー能力がなく、
ファミコン向けに発売された
星のカービィ 夢の泉の物語』(1993 FC)
で初登場となっています。

コピー能力を元に独自性を出していくことこそが、
高度成長期の日本のお家芸ともいえるため、
カービィと日本人には親和性があります。

コピー能力は『星のカービィ2』(1995 GB)にも引き継がれ、
仲間として登場する
リック・クー・カインの3匹と合体することによって、
7(コピー能力)×3(パートナー)の
21種類の特別な攻撃ができるようになっていました。

陸上自衛隊・航空自衛隊・海上自衛隊の
3部隊から構成される自衛隊が、
得意な能力を活かして災害支援に当たるなどして
大活躍していることからも、
カービィと日本人には本当に親和性があることがわかります。

しかし、
カービィは大量のコピー能力を扱うタイトルと、
タイトルのどこかに「カービィ」と付く、
カービィのキャラクターを活かした多様なジャンルのタイトルが
それぞれ独自に発展していき、
ナンバリングはないがしろにされてしまいました。

1998年に登場した『星のカービィ3』(1998 SFC)では、
チュチュ・ピッチ・ナゴの3匹が追加されて仲間が6匹になり、
コピー能力とパートナーの組み合わせが
8(コピー能力)×6(パートナー)で48種類とさらに増えた結果
その後のナンバリングの発展がみられません。

現在では、
戦争における戦場は、
陸海空以外に、
宇宙・サイバー・認知領域へと広がっていると言われています。

日本がこれらの領域への対応をしっかりした時には、
きっと『星のカービィ4』が発表されるはずなので、
コピー能力を程々に経済安全保障へ気を配り、
クアッドを強化してフレンズ能力を高めつつも、
日本人の国防意識を高めてほしいモノです。


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