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クルクルランドのプレイ体験はクルクル変わる

『クルクルランド』が30周年を迎えました。

いや、
ファミコンの『クルクルランド』はもっと前だろう、
と突っ込みが入りそうですが、
その反応は半分正しく半分間違っています。

ファミリーコンピュータの『クルクルランド』(1984 FC)は
1984年11月22日に発売されているため、
確かに30周年はとっくに終わっているのですが、
その後、
1992年4月28日に
ディスクシステム版『クルクルランド』(1992 FCDS)の
書き換えサービスが始まっているため、
2022年4月28日で30周年を祝うのも正解となります。

ディスクシステムが発売された1986年2月21日には、
新作の『ゼルダの伝説』(1986 FCDS)と一緒に、
ファミリーコンピュータのカートリッジとして
発売されているタイトルのディスクシステム版が発売され、
1988年頃には
ファミリーコンピュータ初期に発売された
実績のあるタイトルがディスクシステムの書き換え専用タイトルとして
発売されています。

それゆえに、
『クルクルランド』もカートリッジ版と同じ内容だと
誤認識している人が適度にいるのですが、
中身はかなり変わっています。

カートリッジ版の『クルクルランド』に遊び慣れている人ほど、
ディスクシステム版『クルクルランド』をプレイした際に、
思っていたことと違うことが起こり、
記憶に混乱をきたすことになります。

その後、
2004年5月21日に発売された
ファミコンミニ 「12 クルクルランド」』は当然ながら
ファミリーコンピュータのカートリッジ版『クルクルランド
と内容は同じなのですが、
Wii・3DS・Wii U向けに配信された『クルクルランド』は
ディスクシステム版になっているため、
いつどのように接するかによって
『クルクルランド』のプレイ体験はクルクルと変化します。

1992年4月28日に
書き換え専用タイトルとして発売された『クルクルランド』は、
ディスクシステムの書き換えサービスが終了するよりも前に
書き換えができなくなってしまったタイトルゆえに、
書き換えサービス終了間際に駆け込みで書き換えできなかったこともあり、
物理的に所有している人はかなり少ないことが予想されます。

しかし、
ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Onlineのサービスで
プレイできる『クルクルランド』は、
ディスクシステム版の『クルクルランド』なので、
コレクターでもなければ、
無理に物理的な所有を目指さず、
気軽にプレイできる環境で
30周年を祝っていただければと思います。

ちなみに、
物理的なディスクシステム版『クルクルランド』は、
片面ソフトなので、
クルクル回転させたときのゲームは人それぞれなのです。


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