ビックリマンはときにはこっそり人をビックリさせる
ビックリマンチョコは
「人を驚かせ、ビックリさせる」というコンセプトに
つくられているようですが、
ビックリマンに驚かされた記憶はありません。
元々、いたずら目的のシールとしてスタートした
ビックリマンシールは
悪魔VS天使シリーズでキャラクター化されたことにより
「ビックリ」ということばは形骸化されている印象があります。
しかし、
ビックリマンには
気付くとビックリさせられることが
それなりにありました。
ビックリマンのパッケージゲーム化作品は
現在のところ10種類登場しているのですが、
全く同じゲーム機向けに発売されている
事例は1つもありません。
ゲームボーイ向けとゲームボーイカラー向けの
タイトルはあるのですが、
これもギリギリ別ハードといったところでしょうか。
その意味では
控えめのビックリ情報といったところでしょうか。
『ビックリマンワールド』(1987 PCE)と
『ビックリマン大事界』(1988 CDロムロム)は
それぞれのハードで最初に発売されたキャラクターゲームという
名誉ある地位を獲得しています。
さらに『ビックリマン大事界』は
CD-ROMを活用したソフトとしては初のデータベースソフトという
歴史的なタイトルにもなっています。
これも気付いてみると感心させられるレベルの
低温ビックリといったところでしょうか。
そして、
『ビックリマン2000 ビバ!ポケットフェスチバァ!』(2000 NGP)と
『ビックリマン2000 ビバ!フェスチバァ!』(2000 DC)は、
両方のゲームを意識的に購入した人にしかわからない
衝撃のビックリを与えてくれました。
この2つのタイトルは別々のゲーム機向けに発売されているのですが、
タイトルやパッケージデザインからわかるように
関連タイトルとなっています。
実は、この2つのタイトルは数少ない
ネオジオポケット/ドリームキャスト接続ケーブル
対応タイトルだったのです。
それぞれのゲームは単体でプレイはできるのですが、
連動することでメリットがあるような作りになっていました。
ネオジオポケットカラーとドリームキャストというと
ビックリマンのメインターゲットとなる
子供たちが持っていたかどうかかなり怪しいゲーム機なのに
SNKでさえもほとんど活用できなかった
ネオジオポケット/ドリームキャスト接続ケーブルに
対応していたのは本当にビックリです。
当時はまだ他社のゲーム機に参入していない
セガの関連会社のセガトイズゆえに起きた
ほとんどの人が気づきもしないビックリは
後世の人々がきっちりと回収してあげないといけません。
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