成人が本当のスーチーパイを見られるかはハード次第
4月7日は「スーチーパイの日」。
タイトルにもある「スーチー」が、
中国語の「4」の読みが「スー」、
「7」の読みが「チー」であることから、
4月7日が「スーチーパイの日」として、
2007年に日本記念日協会に認定されています。
スーチーパイといえば、
脱衣麻雀の代名詞ともいえるほど有名なタイトルで、
1993年に『美少女戦士スーチーパイ』(1993 SFC)が登場し、
アーケード向けに
『アイドル雀士スーチーパイ』としてリニューアルされた後、
1995年に『アイドル雀士スーチーパイスペシャル』(1995 3DO)、
『アイドル雀士スーチーパイスペシャル』(1995 SS)、
『アイドル雀士スーチーパイリミテッド』(1995 PS)、
『アイドル雀士スーチーパイリミックス』(1995 SS)
が立て続けに発売されました。
脱衣麻雀とはいえ、
スーパーファミコン向けに発売された
『美少女戦士スーチーパイ』に大胆なビジュアルがあるわけがなく、
3DOの『アイドル雀士スーチーパイスペシャル』が「16歳未満不適」、
SSの『アイドル雀士スーチーパイスペシャル』が「推奨年齢MA-18」、
PSの『アイドル雀士スーチーパイリミテッド』にはレーティングがなく、
SSの『アイドル雀士スーチーパイリミックス』が「X指定 18才以上」
となっています。
この時期にはまだCEROのようなレーティング機関がなかったため、
業界としての対応がバラバラなのです。
一方、
2022年4月1日から、
成人年齢が20歳から18歳に引き下げられています。
これで現在ではエロと成人の因果関係が
より密接になったと言えます。
しかし、現実は甘くありません。
PSの『アイドル雀士スーチーパイリミテッド』には
レーティングがないため、
水着までというとにかく抑え目な脱衣でした。
「16歳未満不適」となっている、
3DOの『アイドル雀士スーチーパイスペシャル』は、
実のところ普通に脱衣していました。
「推奨年齢MA-18」になっている、
SSの『アイドル雀士スーチーパイスペシャル』は、
3DO版と同じかと思えば、
胸にあるべきアレがないため、
ちょっとだけ気まずい思いをすることになります。
「X指定 18才以上」の
SSの『アイドル雀士スーチーパイリミックス』は、
SS版「スペシャル」にはなかったアレが復活したため
まさにX指定でした。
成人になったからと言って、
遊ぶハードを間違えると
成人ならではの体験ができない悲劇があったのです。
とはいえ、
実のところ普通にパッケージを眺めていても、
SS版「リミックス」以外には
衣服を身につけていない胸が登場しないので
購入前に映像を確認するすべがなく、
なんとも困ったイメージビデオ戦略なのでした。