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マスクを約19年間も付け続けた実例があった

2022年5月20日に、
新型コロナ対策のマスク着用についての
政府の考え方が公表されました。

2m以上の距離を確保できる野外での会話については、
マスク着用の必要がないとのこと。

正直、
多少のリスクがあったとしても、
少しずつマスクをしない普通の生活に戻っていかないと、
経済活動がどうにも回らないような気がするのですが、
過去になかなかマスクを外せなかった事例がありました。

日本ファルコムの「イース」シリーズは、
1987年にPC向けに発売され、
1988年にファミコン向けに
ビクター音楽産業が『イース』(1988 FC)、
セガマークⅢ向けに
セガエンタープライゼスが『イース』(1988 MKⅢ)、
1989年にPCエンジン向けに
ハドソンが『イースⅠ・Ⅱ』(1989 PCE)を発売し、
この頃の家庭用ゲーム機向けの「イース」シリーズは
常にファルコム以外のメーカーから発売されていました。

しかし、
「イース」シリーズは4作目で異変が起こりました。

ファルコムがPC向けに発売していないのに、
1993年にスーパーファミコン向けに
東京書籍が『イースⅣ マスク オブ ザ サン』(1993 SFC)、
PCエンジン向けに
ハドソンが『イースⅣ ザ・ドーン・オブ・イース』を発売し、
タイトルの違う2つの「イースⅣ」が発生してしまったのです。

この時点で東京書籍が「イースⅣ」につけてしまった「マスク」は、
2005年にタイトーがプレイステーション2向けに発売した
イースⅣ MASK OF THE SUN a new theory』(2005 PS2)
でも継続して付けられてしまいました。

その後、
「イースⅣ」を日本ファルコムが自社でリメイクした
イース セルセタの樹海』(2012 PSV)
が2012年に発売され、
この時に「Ⅳ」というナンバリングが消えるとともに、
「マスク」も外すことができました。

1993年11月19日に
イースⅣ マスク オブ ザ サン』(1993 SFC)
で「イース」についた「マスク」は、
2012年9月27日に発売された
イース セルセタの樹海』(2012 PSV)
でやっと外れたため、
「イースⅣ」は約19年間「マスク」を付けていたことになります。

ちなみに2019年に発売された
イース セルセタの樹海:改』(2019 PS4)
でまたちょっとだけ変異した「イースⅣ」ですが、
今のところ再び「マスク」を着用する事態には至っていないので
日本人はもうそろそろマスクを外してもイースよ。


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