ワイルドなときにリミットを設定してはいけない
1997年11月28日に
『ワイルドチョッパーズ』(1997 N64)が発売されたため、
『ワイルドチョッパーズ』が25周年になりました。
『ワイルドチョッパーズ』は、
「レーダー基地破壊、捕虜救出、地下施設の殲滅等、
さまざまな指令を多彩な武器を駆使して、
ミッションクリアを目指」すゲーム。
「斬新な3Dビューと息をのむ
超ド級のポリゴンシューティング」という表記に
意味不明さを感じずにいられないのですが、
「NINTENDO64コントローラ機能を
フルにいかした驚異の操作性」を実現しているという点からも、
とりあえず「ワイルド」なゲームということが伝わってきます。
NINTENDO64では
3種類のコントローラの持ち方が採用されているとはいえ、
「レフトポジション」のみを採用しているゲームは珍しく、
確かに「ワイルド」なゲームだと確認できました。
セタには『ワイルドチョッパーズ』を越える
「ワイルド」なタイトルを続けてほしかったのですが、
その後に発売されたNINTENDO64向けのタイトルは
『森田将棋64』(1998 N64)、
『パチンコ365日』(1998 N64)、
『TETRIS 64』(1998 N64)、
『井出洋介の麻雀塾』(2000 N64)
というラインナップになっていて、
ワイルドさとは程遠い定番タイトルに留まっていました。
セタのタイトルからワイルドさが無くなってしまった原因が、
『ワイルドチョッパーズ』の取扱説明書にある
『レブ・リミット』が「'97年年末発売予定」なのに
まだ発売していないことにあるとしたら、
ワイルドに振る舞っているときには
安易にリミットを設けてはいけないことを、
我々は肝に銘じなくてはなりません。
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