ミッキーは何でも娯楽にしてしまうエンターテイナー
11月18日はミッキーマウスの誕生日。
1928年11月18日に
ニューヨークのコロニーシアターでミッキーマウスが出演する
短編アニメ「蒸気船ウィリー」が公開されたことから、
11月18日がミッキーマウスの誕生日になっています。
ミッキーマウスといえば、
ほのぼのとしたキャラクターのはずですが、
ゲームにおいては何かと
事件に巻き込まれてしまって冒険することが多く、
『ミッキーのレーシングチャレンジUSA』(2001 N64)
みたいなレースゲームは珍しい存在でした。
『ミッキーのレーシングチャレンジUSA』は、
「“世界のアイドル”ミッキーが、アメリカ大陸を走り抜ける」
「かわいい、楽しい、レースゲーム」。
「レースゲームの基本に加えてウェポンで攻撃したりされたり、
4人で対戦もできちゃったり、
みんなでワイワイ盛り上が」ることができる
『マリオカート64』(1996 N64)的なレースゲームでした。
レースに参戦するキャラクターは、
「ミッキーマウス」「ミニーマウス」「ドナルドダック」
「デイジーダック」「グーフィー」「ピート」の6キャラクター。
他にも隠されたキャラクターがいるようで、
ともかくワイワイと楽しめる感じが良く出ています。
しかし、
レースの目的を見ると、
「ウィズルが盗んでどこかに隠している
4つのレースカーの部品を取り戻すことができれば、
5番目のシリーズ、【ファイナル シリーズ】もプレイできます」とあり、
ミッキーの何でも娯楽にしてしまう体質が見え隠れしていました。
実のところ、
『ミッキーのレーシングチャレンジUSA』は
『マリオカート64』のような純粋なレースではなく、
プルートがウィズルにさらわれたという前提があったうえで、
なぜかレースをするという流れになっていたのです。
プルートが誘拐されたことがわかっているのに、
レースカーを手に入れてレースをしてしまう
ミッキーもミッキーなら、
深刻そうな反応をしながらも一緒にレースをしてしまう
仲間たちも仲間たちなわけで、
ミッキーのゲームが
なかなかほのぼのとしたゲームにならないのも
納得できてしまいます。