見出し画像

ビックリマンワールドは権利の扱いが雑なワールド

ビックリマンのパッケージゲーム化作品の中で
タイトルに「ビックリマンワールド」と付いているゲームといえば
ビックリマンワールド』(1987 PCE)と
ビックリマンワールド 激闘聖戦士』(1990 FC)
の2つのタイトルがあります。

ところがよくよく見てみると
この2つのタイトルではロゴの使い方が異なります。

画像1

そもそも、2つの「ビックリマンワールド」は
どちらもコピーライトや証紙を確認した限りだと
アニメを原作としているため、
アニメ作品の「ビックリマン」と「新ビックリマン」が原作であり
「ビックリマンワールド」という原作があるわけではありません。

画像2

ビックリマンワールド』(1987 PCE)は
アニメ放送が始まってすぐに発売されていることもあり、
取扱説明書に使用されているメインビジュアルは
思いっきりアニメのキャラクターが使用されています。

画像3

しかし、
取扱説明書を開くと中には
ビックリマンシールに使用されているビジュアルで
キャラクターが紹介されています。

画像4

『ビックリマンワールド』は
そもそもオリジナルタイトルではなく
セガがアーケード向けに発表した
『ワンダーボーイ モンスターランド』
の移植タイトルになります。

『ワンダーボーイ モンスターランド』は
1988年にセガ・マークⅢ向けに移植されているのですが
タイトルは『スーパーワンダーボーイ モンスターワールド』(1988 MK3)
となっていて
正当な移植であっても
なかなか正しい名称で移植させてもらえない
可愛そうなタイトルだったりします。

画像5

ファミコンでは『西遊記ワールド』(1988 FC)になっていますし。

画像6

ファミコンで発売された
ビックリマンワールド 激闘聖戦士』(1990 FC)は
ファミコン屈指の超本格RPGであり
超スケール・ファミコンRPGとして登場しています。

画像7

「ファミコン屈指」とか「超スケール」とか
そんなこと聞いたことないぞ!
と怒られそうな気がするのですが、
パッケージや取扱説明書に書いてあるので
しょうがありません。

画像8

要は自己申告ですね。

ファミコン版はヤマト王子が次界を目指す内容なので
アニメ作品に寄せた作品になっています。

画像11

しかしパッケージと取扱説明書で
メインビジュアルが反転して使用されているのを見ると
どこまで原作が大事にされていたのか
不安になります。

画像10

ここには「ビックリマン」と書いているし……
いや、「ファミリーコンピューター・シリーズ」というのも……。

画像11







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?