かつてルイージは無鉄砲な性格だった
1986年6月3日に
『スーパーマリオブラザーズ2』(1986 FCDS)
が発売されました。
『マリオブラザーズ』(1983 FC)でデビューしたルイージは、
『レッキングクルー』(1985 FC)や
『スーパーマリオブラザーズ』(1985 FC)
では単なる2Pキャラとして登場していて、
完全にマリオの影に隠れている、
プレイ感覚的にはほとんど変わらないキャラクターでした。
そのルイージに変化が訪れたのが
『スーパーマリオブラザーズ2』で、
「マリオとルイージの性格が異なってい」て、
ルイージは「マリオより無鉄砲に飛び上が」る性格になっています。
その後、
ルイージは肉体改造を行い、
『ファミコングランプリII 3Dホットラリー』(1988 FCDS)
ではひょろっとした体形で、
ビジュアル的にもマリオとの差別化に成功しました。
ところが、
『マリオオープンゴルフ』(1991 FC)
ではすっかり「アマチュア」扱いされてしまい、
「ルイージが一番弱く」と弱さを強調されてしまいました。
『スーパーマリオRPG』(1996 SFC)
では「ボクは出ないけど、カゲで応援してるからね!」と
お留守番キャラにされてしまっています。
『マリオストーリー』(2000 N64)
では「マリオといっしょに大活躍……するのでしょうか?」
と頼りない紹介。
そして、
2001年に発売された
『ルイージマンション』(2001 NGC)
ではルイージは念願の主役の座を勝ち取るも、
パッケージのメインビジュアル自体が頼りない感じ。
更に不名誉なことに、
ルイージは「気が小さく怖がり」という性格が定着してしまいました。
「無鉄砲」だったルイージが、
「気が小さくて怖がり」になってしまった挫折の15年間は
『スーパーマリオブラザーズ2』
でルイージを使ってクリアを目指せば
嫌というほどに実感できるので、
ぜひ「スリップして、なかなか止まれ」ない人生を体験してみてください。
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