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専用マウスはずっと以前に用済みになっていた

12月9日はマウスの誕生日。
 
1968年12月9日に
ダグラス・エンゲルバート氏による「The Demo」が行われ、
専門家にしか使えなかったコンピューターが
マウスによって誰にでも操作ができるようになったことにより、
12月9日がマウスの誕生日になっています。
 
テレビゲームにおいては、
移動を司るボタンやレバーといくつかのボタンの組み合わせで
構成されたコントローラが一般的で、
必ずしもマウスを必要とする環境にはなかったのですが、
パソコン向けにマウスを使ったゲームが増えると、
移植作品が出てくる流れもあり、
スーパーファミコンでは
マリオペイント』(1992 SFC)に同梱されることで、
マウスが多少は普及しました。

次世代機時代になると、
マウスの重要度が増したのか、
セガサターンの発売と同時にシャトルマウスが発売され、
シャトルマウスに対応した『ミスト』(1994 SS)
も本体と同時に発売されています。

セガサターンのライバルと目されたプレイステーションでも、
本体と同時にマウスが発売され、
マウスに対応した『A.IV. EVOLUTION』(1994 PS)
も本体と同時に発売されています。

その後もゲーム機専用マウスが発売されることはあったのですが、
家庭用ゲーム機でUSBが普通に使われるようになると、
自然と専用マウスという概念がなくなり、
周辺機器におけるマウスの存在感がなくなっています。
 
今ではマウスの存在をアピールしにくくなったとはいえ、
ディズニーアートアカデミー』(2016 3DS)、
キングダムハーツⅢ』(2019 PS4)、
ディズニーマジックキャッスル マイ・ハッピー・ライフ2:エンチャンテッドエディション』(2021 Switch)など、
パッケージにミッキーマウスの姿があるのに、
タイトルに「ミッキーマウス」と付いている
パッケージゲームが10年以上登場していないのも、
その影響だとしたら本当に恐ろしいことです。

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