ホップ!ステップ!ドラゴンクエスト!
1992年12月15日に
『ダンジョンランド』(1992 GB)が発売されたため、
『ダンジョンランド』が30周年になりました。
『ダンジョンランド』は
「エニックス初のゲームボーイソフト」で、
「キャラクター&モンスターデザインは、
ファミコン通信連載の「しあわせのかたち」で大人気の桜玉吉」
先生が担当していました。
『ダンジョンランド』のメインビジュアルも、
よく見てみると「しあわせのかたち」で
『ドラゴンクエストⅡ 悪霊の神々』(1987 FC)のパロディに登場した、
「おまえ」や「コイツ」に見えてくるから不思議です。
エニックスのゲームボーイ第2弾は1994年に登場した
『南国少年パプワくん ガンマ団の野望』(1994 GB)でした。
『南国少年パプワくん ガンマ団の野望』は特に
「ドラゴンクエスト」シリーズとは関係ないはずなのですが、
取扱説明書にはなぜか
「ドラゴンクエストオフィシャルファンクラブ会員募集中」
の掲載がありました。
どことなく「ドラゴンクエスト」のにおいを漂わせていた
エニックスのゲームボーイタイトルですが、
第3弾はゲームボーイカラーが発売される前なのに、
半ばフライング的にゲームボーイカラー対応をうたった
『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』(1998 GBC)で、
エニックスがゲームボーイに参入してから約6年で、
ゲームボーイに「ドラゴンクエスト」がやってきたことになります。
ファミコン時代にさかのぼると、
エニックスは1985年に『ドアドア』(1985 FC)
でファミコンに参入すると、
『ポートピア連続殺人事件』(1985 FC)を発売した後、
ファミコン第3弾のタイトルとして
『ドラゴンクエスト』(1986 FC)を発売しています。
スーパーファミコン時代も、
エニックスは1990年に『アクトレイザー』(1990 SFC)
でスーパーファミコンに参入すると、
『ソウルブレイダー』(1992 SFC)を発売した後、
スーパーファミコン第3弾のタイトルとして
『ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁』(1992 SFC)を発売しているため、
エニックスにとって任天堂ハード向けに発売する第3弾のタイトルは
見事に「ドラゴンクエスト」シリーズで統一されていました。
ファミコンでは参入第1弾から約1年、
スーパーファミコンでは参入第1弾から約2年で
ドラゴンクエストを発売していたのに対して、
ゲームボーイでは十分な跳躍力を発揮して、
約6年という記録的な時間の後に
ドラゴンクエストを発売したことになります。
ということは、
『ワンダープロジェクトJ2 コルロの森のジョゼット』(1996 N64)と
『ゆけゆけ!!トラブルメーカーズ』(1997 N64)が発売された後、
2002年までNINTENDO64が現役機として活躍していれば、
NINTENDO64向けにも
十分な助走と跳躍力を発揮した記録的な
ドラゴンクエストシリーズの何かが出ていたのではないかと思うと、
本当に残念でなりません。
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