２０周年を超えると新旧の差は気にならなくなる

２００２年６月２０日に
『.hack//感染拡大 Vol.1』（2002 PS2）
が発売されたため、
ゲームの「.hack」は２０周年になりました。

２００２年６月２０日には
『ときめきメモリアル Girl's side』（2002 PS2）
も発売されているため、
ガールズサイドの「ときめきメモリアル」も２０周年になっています。

２００２年６月２０日には
『ジ･アニメ スーパーリミックス あしたのジョー2』（2002 PS2）と
『ジ･アニメ スーパーリミックス 巨人の星』（2002 PS2）
も発売されているので、
「あしたのジョー2」と「巨人の星」も２０周年かと言えば、
そんなことはありません。

「あしたのジョー2」も「巨人の星」も
昭和を代表する有名なアニメ作品なので、
原作のアニメについては２０周年どころではないのです。

「昭和を代表する」と書いてしまったのですが、
「昭和」という時代はかなりあいまいです。

「昭和レトロ」などとまとめてしまったとしても、
「昭和時代」は約６２年もあるため、
時期によって社会情勢も流行りも、
そもそも世代も異なってしまいます。

だから、
「あしたのジョー2」と「巨人の星」が
「ジ・アニメ スーパーリミックス」シリーズ
としてまとめられていることは、
かなり乱暴に感じてしまいます。

「あしたのジョー2」と「巨人の星」は、
今となっては同じ時代の作品だと錯覚してしまうのですが、
この２作品はアニメ化された時期がかなり異なるのです。

「巨人の星」関連のアニメの初回放送は、
「巨人の星」が１９６８年～１９７１年、
「新・巨人の星」が１９７７年～１９７８年、
「新・巨人の星Ⅱ」が１９７９年となっていて、
『ジ･アニメ スーパーリミックス 巨人の星』
に収録されているアニメは
１９６８年～１９７１年の「巨人の星」になります。

それに対して、
「あしたのジョー」関連のアニメの初回放送は、
「あしたのジョー」が１９７０年～１９７１年、
「あしたのジョー2」は１９８０年～１９８１年なので、
『ジ･アニメ スーパーリミックス あしたのジョー2』
に収録されているアニメは
１９８０年～１９８１年の「あしたのジョー2」になり、
「巨人の星」と「あしたのジョー2」では
１０年くらいの差がありました。

２０年前のアニメと３０年前のアニメでは
ターゲットが異なるような気がするのですが、
並べて商品化しても問題がなかったことを考えると、
もはや２０周年を越えた作品の
新旧の差はあまり気にならないということなのでしょう。

そういえばファミコンのゲームだって、
１９８３年発売の『ドンキーコング』（1983 FC）と
１９９４年発売の『高橋名人の冒険島Ⅳ』（1994 FC）では
１０年以上の差があっても、
同じレトロとして扱われていましたっけ。