アラサーで癌になった話をつらつらと01(初めての手術!)

初めての手術!

前回、卵巣捻転がみつかり、手術のために近くの市民病院へ搬送されたまでの経緯についてお話ししました。

市民病院へ搬送されたのは夜21時は過ぎていた頃だったかと(正直、痛すぎて意識が曖昧)。
手術の準備までの間、個室で待っていたのですが記憶が朧気で周りで何が起きていたのかさっぱりでした。それもそのはず…7センチもある腫瘍が私の左卵管で捻れたり戻ったりと暴れてたのが痛くて痛くて…。

手術台に上がる頃には何度か食べた物を戻してしまい、服もまともに自分で脱ぐことも出来ず、今思うとそれまで生きてきた中で1番と言っても過言でない程の修羅場だったなと(後々、その修羅場は更新されますが…)。
朦朧とする意識の中で覚えてるのが、担当医H先生に
「これから全身麻酔を打つので意識は無くなるけど手術が終わったら一度意識の確認のために起こすけど、その時色んな管が繋がれてるけどびっくりしないで下さいね〜」と言われたことだけしっかり覚えていました。

初めての麻酔…
最早、どの注射なのか呼吸器なのか何なのか分からず「麻酔入りますね〜」と言われた瞬間、意識が無くなりました。
まさにスヤァ…です。
手術は何も覚えてません。当然ですが。全裸で手術台に上がって、少し冷たかったなぐらいしか記憶にないです。

後から聞いた話によると、夜中に手術が始まり3〜5時間かからないぐらいの手術だったと。

どうやら手術が終わった頃にに前述通り起された意識の確認をしたのと、何度か目を覚ましたのと痛くてうなされていたのは覚えています。

さよなら、私の左卵巣

朝(多分)目が覚めて担当医のH先生から
思ったより腫瘍が大きく、腹腔鏡で採ろうとしたがとれず、5センチ程開腹手術となったという事。
手術時の状況から左の卵巣は摘出した事を伝えられました。

私の卵巣一つなくなったんだ・・・
少なからずショックではありましたがしょうがないと納得はしました。
ただ、今まで自分にあったものがこんなにあっけなくなくなるものなのかと、落ち込んでいるのか、実感がないのか、もやもやとした感情ではありました。
また、私は子どもを授かる未来がちゃんと来るのだろうかとも不安にはなりました。
だって2つあったものが1つなくなるってことは、可能性は50%てことじゃない?と。(実際は知りません)

そして、H先生から、取り出した腫瘍について検査していため結果が出るのに10日ぐらいかかると聞かされました。
しかし、ここで大きな問題となるのが、私が救急車で運ばれたのは引越しの荷出しが終わってからだったということです。
つまり、手術が終わり病室で目を覚ました頃にはもう私の荷物は新居へ到着している頃だろうと・・・。
なんてこった、というか仕事どうすればいいんだ???まず、いつ退院できるんだ???そもそも一泊分の荷物しかないぞ???

まさに家なき子の状態です。

H先生へ今の状況について説明したところ、
仕事については職場と相談してもらって、ただ自分の身体のことなのでちゃんとした方が良いと言われました。そりゃそうです。
自分以外、自分の身体についてちゃんとすることはできません。
今思うと、なぜか「早く仕事に復帰しないと迷惑がかかる」とか「こんなことで親に心配かけ…良い歳なのに迷惑かけてしまった」と、自分の身体のことはそっちのけで他事ばかり気になっていました。

一旦、会社には異動先への着任を予定より2週間程度遅らせてもらい自分は実家でお世話になることにしました。
因みに、パートナーかつ同僚であるT氏が大いに活躍してくれ上司への報告や引越しについてなど諸々スムーズに治めることができました。

私の引越し荷物は、異動先支店の支店長
(まだ顔合わせもしていない)が引き受けてくれたそうです・・・申し訳なさと恥ずかしさとでいっぱいでした。

初めての入院生活で色々と感じたことについては、
別でまとめてお話ししようと思いますので、ここでは割愛させて頂きます。

結局、入院生活は1週間もかからず無事に退院しました。看護師の方々や担当医H先生からは「若いから快復が早い!」と言われましたが、確かにお腹の傷は多少痛みますが手術翌日にはすぐに立つことができ、ご飯も普通食で平らげ、今までの仕事の疲れを癒すかのごとくずっと寝ていました。

さて、前述しました摘出した腫瘍の検査結果についてですが結果がわかり次第、電話をもらえるということで(実家から病院まで1時間半かかるので)一旦、病院を去りました。
ここまでが、私の生まれて初めての手術経験談となります。

ついに次回、癌宣告された時のことをお話ししたいと思います。
この結果が出るまでが正直、精神的に辛かった…っ!情緒不安定Maxです。

中々、うまくまとまった話をできていませんが引き続き、お話しできたらと思います。
ここまでありがとうございました。

しゃけ

#手術 #卵巣がん  


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