すこし短歌

教室はある意味広い 野球部の髪伸びて曖昧に笑った

えたーなる言葉は安くなっていく ときどきで、いいから電話して?

柔らかに鍵盤は音に還ってあなたは猫背をなぞる何度も

スペードはひしゃげて単語帳の奥 大革命を待ちては師走

降参と両手を挙げる君の眼に未だ硝煙のひかりは消えず

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