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流行ではなく

2022.10.20

僕は仕事をするうえで大切にしていることがある。 若干の26歳が仕事論について生意気に述べるべきではないという意見もあるが、今回は自戒の念を込めて書き綴れたらと思う。 基本的に、僕は仕事において「今が良ければそれで良い」という考え方には賛同できない。 そのような感覚に陥らないようにするためにも、基準となる数字を設定し内省する必要性も感じている。 基準となる数字とは、「10年後」という数字のことで、継続するイメージが浮かんでくるのかだ。 これは、事業の新規性よりも事業内容を重視することを意味している。 目新しさの1本鎗で企業戦略を練るのではなく、プロダクトの追求に継続性を見出せるかという点が、経営者として腕の見せ所になってくると思う。 経営者は道化師や操り人形みたいな存在になってはいけない。 広告塔として商品のプロモーションを行うのではなく、商品のブラッシュアップに全てのリソースを割くべきだと主張したい。 確かに、今の時代は話題性やライブ感で商品が売れる側面も強いのだが、そんな時代にも終わりはくるだろう。 そして、企業はそのプロダクトの研磨について、情熱を持ち続けて行えるかという感情の部分にも正直になる必要もある。 それは社会にとって有益なサービスの提供が実現していたとしても、その企業や経営者のモチベーションが下がってしまっていたら意味がない。 僕は企業のトップが本業に飽きてしまっているケースを何度も目の当たりにしてきた。 なので、最終的には「好きだから続けていく」という、真っ直ぐな気持ちが重要なのだと思う。 仕事と向き合っていくことは、苦楽の両方を受け入れていくことを意味する。 人生を削ってでも実現したい事業内容かどうかを慎重に見定める必要がある。 新郎新婦が神に誓う、「病める時も健やかな時も…」のフレーズと似ているかもしれない。 そんなこともあり、僕は流行という理由だけで仕事を決定することはない。 それは、今後の時代においてもマーケティング戦略として得策ではないだろう。 それは、新規顧客をターゲットに据えて、話題性や意外性を顧客に提供しても驚かれなくなることが予想されるからだ。 宇宙旅行も当たり前になりつつある時代において、意外性は存在しなくなりつつある。 インターネットの普及により、前例は検索すればスピーディーに知れるようになった。 要するに、見せかけの目新しさは広告として機能不全に陥ることを意味している。 若いのに保守的な経営者だと揶揄されるかもしれないが、この思想こそが学ぶべき教養だと信じている。 企業としての価値やアイデンティティを失うことは十字架を背負って生きていくことを意味する、残酷な時代。 その失敗はデジタルタトゥーとして刻まれてしまう危険性もある。 それは、ベンチャー企業も100年企業でも一緒のことだ。 特権や聖域も存在しない新時代では、無駄な小細工などせずに「好きなことを突き詰めていく」ことこそが最も有効な手段なのだ。 その未来には、多様性が謳われる時代が味方になってくれるはずだ。 そして、公平分配の概念が進行する時代において、自分の限界点を深く理解し、良い意味での「諦め」を持ち合わた者が幸福になれるのだと思う。


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