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うつくしまふくしま愛100%

2021.11.16

僕は福島が大好きだ。最近、感動したドラマは幕末の福島を舞台にした「八重の桜」。あれは泣けるし、勉強になるドラマだったなぁ。春の鶴ヶ城の桜吹雪は新しい気持ちにさせてくれて、夏の大内宿のかやぶき屋根はどこか懐かしさを与えてくれる素敵な場所だ。秋になると奥会津は紅葉で染められて豊かさを感じられるし、冬の猪苗代の樹氷は自分がなんて小さな存在なんだと気付きを与えてくれる。福島県は日本の縮図のようで、日本の景色がたくさん詰まっていると思う。グルメも豊富で、会津坂下の馬肉、大内宿のねぎそば、白河ラーメン、喜多方ラーメン、郡山のイカニンジンとままどおる、伊達の伊達鶏、福島の円盤餃子、会津若松の輪箱飯と田楽、ソースカツ丼と美味しいものがたくさん。他にもたくさん。完全に福島グルメに胃袋を掴まれてしまったようだ。海に山と広大な自然が広がっているから食材の宝庫で、素材の魅力をありのままに伝える郷土料理がたくさんある。気候風土も豊かな土地柄で、米どころ・ふくしまと呼ばれるほど稲作も盛ん。確か、DASH村があったのも福島県。お米がぐーんと育つ夏季の昼と夜の寒暖差が大きいことが美味しいお米の産地と呼ばれる所以らしい。お米が美味しく、冬の寒さが厳しいので、日本酒を醸すのにも適した土地柄なのだ。銘酒と呼ばれる日本酒がズラっと揃っている。「廣戸川・天明・楽器正宗・飛露喜・写楽・会津中将、、、。」ズラァァァーッとまだまだあるよ、うつくしまふくしまの美酒!お経になるのでもう辞めます、、、。僕が福島の魅力に気付いたのは4年前で飛露喜の誕生ストーリーに感動し、どんな場所でお酒を醸しているんだろうと興味本位で河沼郡の会津坂下を訪問したのが福島県との出会い。気付いた頃にはすっかり虜になっていた。その頃の2017年、大学生だった僕は気が付いたら大学を辞め、酒蔵に通い、屋外のイベントで日本酒を注ぎまくった。そして、会社を経営し、日本酒専門店をオープンさせるまでのあいだに何十回も福島を訪れている。僕の成長を福島はずっと見守ってくれていたような気がする。少し過ぎた表現かもしれないけど。口下手だけど情が深く、温かい数名の福島県人らしい福島の人たちが支えてくれたことは紛れもない事実だ。もし、福島県がなくて46都道府県だけで猪苗代湖で覆われていたら、今の僕は絶対にいない。だから、今度は僕が福島に恩返しをする番だと思っている。貢献のカタチとしてどんなことができるかは全く分からないけど、うつくしまふくしま愛100%で駆け抜けながら、出来ることからやっていきたいと思う。最近、SakeBase本店の角打ちが再開し、嬉しいことに千葉大学の学生が戻ってくるようになった。そこで、よく話題に挙がるのは旅行の話。海が綺麗で物価の安い東南アジアが大学生にとって人気の旅行プランに選ばれているそうだ。僕が大学生の頃から東南アジアへの旅行は学生にとって人気だったから、今も昔も変わらない。東南アジアも魅力的な旅だけど、僕は日本を巡ってほしいと心から願っている。まずは、自分たちが生まれた国についての説明ができないと現地の人と本当の意味でのコミュニケーションが図れないからだ。だから嫌われる覚悟で女子大生に臆することなく、日本の文化を知ってもらいたいと国内旅行をオススメしている。多くの人が生まれ故郷以外のふるさとをつくって欲しいと切に願う。

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