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今の若者

2022.3.23

僕は現代社会で若者が生きていくのは困難だと思う。理由は仕事も忙しいし、給料も安いし、交友関係も満足な状況では過ごせていないことを耳にする機会も多いからだ。また、インターネット環境の充実によってコミュニケーションをチャット等で済ませることも増えたと思う。便利になった反面、交友関係においては、その代償として失った点も大きい気がする。20代は小学生、遅くても中学生くらいから携帯を親から買い与えられていた人が多く、コミュニケーションは主に携帯画面の中で行われる。僕はステレオタイプの人間なので、この状況はあまりに寂しく、そして物足りない。実際、スマートフォンにも関心がないので、未だにiPhone6を大切に使っている。別に買い替えるお金がないわけでもない。40、50代の人と会話をしていると良い時代を駆け抜けてきたことに羨ましさを覚えたりもする。だから、僕はその魅力などを若い世代にも伝えていきたいと思っている。なぜなら、対面しての会話は楽しいからだ。しかし、僕たちの世代があらゆる面で残念な世代かと問われるとそうでもない。便利な時代に生まれたことで恩恵を受けたこともある。それが結果、無欲だと言われることにも繋がってくるのだが。物心付いた頃から一家に一台テレビがあり、洗濯機、冷蔵庫があった。全てにおいて最初から満たされている状態だったのが、今の若者世代なのだ。祖父の世代はテレビ、洗濯機、冷蔵庫がないのが当たり前。だから当時の人たちは生活の質を向上させようと必死に働いたのだと思う。批判を浴びてしまうかもしれないが、若い世代は給料が上がらなくても我慢できてしまう点は、これが原因だと思う。事実として社会の進歩により、若者のモチベーションが低下してしまったのだと思う。車も必要ないし、若者は時計にも興味を示さない。現状で満足なのだ。若者の状況は「幸せなんだけど、なんか忙しい」が適切な表現なのかもしれない。有名アーティストの歌詞にもある、微睡のなかで生ぬるいコーラを飲んでいるのだ。ここで自慢を書くつもりは全くないのだが、僕は仕事も充実しているし、自立もできている。そして友達にも恵まれ、一緒に仕事をしている。これは本当に幸せなことだと思う。今の若者に対して想うことは、あらゆる面において飛び込んだりしても良いのではないかということ。上司に言われたことだけを実行するのではなく、ひとつ提案してみたり、不必要だと感じている習慣を辞めてみたりするのも良いかもしれない。変わる勇気が必要だと思う。人生は意外とすぐに過ぎ去っていくし儚く終わってしまう。そして、今の若者世代が高齢になった時、社会は守ってくれない。だから自分が変わるしかないのだと思う。上司のアドバイスに耳を傾けるのも必要なことだが、自分を信じて貫くことも大切だ。仕事も忙しいし、給料も安いし、交友関係も満足な状態にない人は積極的に何かを変えて挑戦しないと社会から取り残されてしまうかもしれない。これは、ひと昔前の状況とは違うということを訴えたい。祖父母と父母の世代を比較しても時代は確実に変化しているし、父母と僕たちの世代でも時代は変化している。だから、親や会社の先輩に言われたからという思考停止状態で物事を判断するのは本当に危険なことだと思う。


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