「ジェフ千葉のスポンサー企業になりました。」
2023.2.7
スポンサーとは、スポーツチームやアスリートに対し、広告などを目的に金銭を支出する団体や個人と定義される。 話題は変わるが、昨年のジェフユナイテッド市原・千葉の順位は10位。 今年も所属ディヴィジョンはJ2リーグ。 2009年に降格を経験して以来、1度もJ1復帰を成し遂げられていない状況だ。 しかし、そこに全く興味はない。 なぜなら、勝負事は勝つ時もあれば、負ける時もあるからだ。 そのくらい相手も本気であるという証でもある。 私が懸念している点は、所属ディヴィジョンよりも千葉市民や市原市民の関心が薄れている点だ。 Jリーグは地域密着型のクラブ運営を理念に掲げており、 「Jリーグ百年構想」は企業として共感できる点も多く、素敵な理念であることは間違いない。 ただ、ジェフ千葉の所属ディヴィジョンを千葉市民に質問しても正確に答えられるのは10%程度の割合だろう。 企業としてスポンサーになるのは広告を行うことが主な目的であるのに、10%程度の認知度では魅力が半減してしまう。 だから、地域の人が興味を抱いてなければ意味がないのだ。 そこで、ジェフ千葉と千葉市民や市原市民との関係性について考えてみた。 千葉市の人口が約98万人。 市原市民の人口は27万人。 ジェフ千葉のホームタウンには合計で125万人が暮らしていることになる。 私は前述で、ジェフ千葉の所属ディヴィジョンの認知率が10%程度だと書いたが、30%程度にまで向上させてほしいと願っている。 そうなると、スポンサー企業として37万5000人に広告が可能となる。 私は、この数字に対してとても魅力的だと感じている。 また、スポーツ業界のスポンサーにおいて、日本は米国と比較すると、マーケティング戦略ではなく慈善活動の一環としての側面が強いと聞く。 実際にプロスポーツチームの関係者と話をしていても「協賛」についての考え方が人によってかなり違う。 そこで、千葉市についての話題に戻すと、千葉市は全国の政令指定都市の人口ランキングが12位。 Jリーグのホームタウンとして、ファンを獲得しやすい魅力的な街だといえそうだ。 実際、私は小学生の頃からフクダ電子アリーナに足を運んでいたし、オシム元監督が指揮を執る、ジェフ千葉に夢を与えてもらった。 仮にも慈善活動の一環としての協賛でも心から応援したいと思う。 しかし、将来について考察した際に協賛の在り方を方向転換しなければ、苦戦が強いられると予想する。 なぜなら、以前よりもプロスポーツ組織が急速に増加しているからだ。 特に従来型の「企業スポーツ組織」の経営から、親会社に依存しない「非企業型のスポーツ組織」の増加が目立つ。 しかし、私は「非企業型のスポーツ組織」は経営基盤の脆さが課題であると認識している。 その一方で、ジェフ千葉の強みは経営基盤の安定。 アイデア次第では、高品質のスポーツ体験を提供しやすい有利な立場である。 私はビジネス的な側面でも、ジェフ千葉というポテンシャルに対して大きな可能性を感じているので単なる「応援」というカタチではなく、企業としてどのくらい「恩恵」があるのかも考えていきたい。 まずは、全国各地にJクラブは存在し、日本酒も全国各地で醸造されている。 日本酒の魅力を発信するのに、Jリーグは適切なのかを調査してみたい。