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若い世代は伝統産業に向いている!?

SakeBase

2022.1.14

一昨日の敬愛大学の講義に登壇して感じたことは若い世代は伝統産業に関連した仕事が向いているのではないかという疑問が浮かんだことでした。この点に気が付けたのは本当に大きな収穫でした。僕を含めた若い世代は「競争よりも共感」を望み、「芸術性やデザイン」を大切にする傾向が強いからです。伝統産業は高度経済成長期以降の無理な価格競争と大量生産大量消費経済という社会の大きな波にのまれ、アイデンティティーを失ったまま、この令和の厳しい時代に突入してしまいました。幸いな事に僕が働く酒造業にも失われたアイデンティティーを取り戻そうと奮闘し、結果を残した経営者が増えてきた印象もあります。しかし、その成功例が他の産業と比較してもまだまだ少ないのが現状です。優れた技術力や後世にまで語り継ぎたい内容を事業化する、いわゆる「100年企業」は現在、日本に26000社程あると言われています。この数は世界で最も多い数字だそうです。100年企業の約25%が日本にある計算です。昨今、ビジネスパーソンのあいだでは「デザインは魅力を伝える言語」であるとまで、そのスキルが求められており、次の時代において間違いなく必要なスキルになってきそうです。零細企業を含めた100年企業の従業員平均年齢は非常に高く、業界では人材の新陳代謝が求められています。若い世代に就職活動についての進行状況を聞くと「苦戦している」という内容を耳にする機会が非常に多いのが印象的でした。新型コロナウイルスの影響もきっと大きいはずです。若い世代は仕事を選ぶ条件に「やりがい」をいちばんに挙げる人は少なくありません。「お金」よりも「やりがい」に重点を置く人が多いような気がします。確かに、大企業と比較すると中小企業(100年企業)の雇用待遇は少しだけ劣っているような気もしますが、即戦力として経験を積むことができ、会社の発展に貢献できて「やりがい」を感じられたら、キャリアアップの転職を含めてそちらの方がよっぽど将来性があるのではないかと考えています。状況にもよりますが飼い殺し状態にされ、社会に失望する方が今後の人生において大きな傷となってしまいます。100年企業や伝統産業は優れた技術力はあるのですが、アイディアやデザインに深刻な課題を抱えており、若い世代の「芸術性やデザイン」スキルと100年企業の技術力の融合からイノベーションが生まれるのではないかと思いました。上記の内容は約500社の酒造業や伝統産業を訪問した僕の経験をもとにした希望的観測で完全な主観でしかないのですが、そんなに社会と大きなズレはないのではないかとも冷静に考察しております。

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