SakeBase
酒販店が米農家になった理由。
見出し画像

酒販店が米農家になった理由。

SakeBase

2021.5.27

SakeBaseが農家に挑戦する理由は、あと10年も経つと日本の田園風景が消滅するという現実に日本が直面していることに気が付いたからです。日本人の心のふるさとでもある、美しい田圃の風景を眺めることが出来ないことに対する危機感を感じたことや、日本の農業の技術の高さを農家の方と対話を重ねるうちに知り、無くしてはいけない、継承していく必要があると強く感じました。だったら、自分たちで田んぼをやろうと。そして、日本の田園風景が無くなることは、原料米不足により日本酒が無くなることを意味しています。それと同時に、私たちの大好きな日本酒を届ける仕事が無くなることも意味しています。確かに、日本酒業界は衰退産業で、酒蔵が1カ月に3軒のペースで廃業に追い込まれている厳しい現状に向き合う必要もありますが、農業従事者の高齢化、低所得や厳しい労働環境が要因の農業従事者の減少の方が先に解決しなければいけない問題だと認識しています。酒販店として得た収益を積極的に農業へ充てることで、一定の地区の田圃を存続できるのではないか。競争力の強い、魅力的な酒米を栽培する為には農法にも哲学を持つ必要があると考え、弊社の農業に対する基本理念である、農薬や肥料を一切使用しない江戸時代の農法と作業効率を最大限に考慮した機械化の農業を実践し、良質な酒米をパートナーシップを結ぶ酒蔵に供給したいと考えています。預けた酒米を信頼のおける酒蔵が魅力的な日本酒へと変化させ、弊社で田圃のストーリーをのせて、お客様へお届けすることで、持続可能な農業を体現し、世の中へ証明することが前例となり、農業従事者を増やすポジティブな要因を創りたいと考えています。日本の農業が最高にクリエイティブであるというイメージが浸透するまではあらゆる手段を尽くして、挑戦を続けていきます。美しい田園風景のなかに酒販店とおにぎり屋を併設した体験型の、デザイン性の高い古民家を建てるなど、農業の魅力を伝える為の最善策を考えて、行動します。最後に、青森県のりんご農家、山形県のさくらんぼ農家、福島県の桃やラフランス農家、新潟県の米農家、千葉県の梨農家、山梨県のぶどう農家、和歌山県の梅農家、熊本県のスイカ農家など、日本全国を旅するなかで出会った高度な技術を有している素晴らしい農家が最高にクリエイティブでカッコいいという事実を伝えたいです。私たちの成功が日本の農業の成功に繋がることを信じて、山田錦の栽培に取り組みます。(終)

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
SakeBase