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子供の頃の憧れ

2021.11.3

小学生の頃に憧れた芸能界や10代後半に目標としていた出版業界など、叶えられなかった憧れの職業を体験できるタイミングがあると幸せな気持ちになります。現在の仕事にも大きな充実感を覚えていますが、幼い頃の夢を違った形で経験できると、本当に会社を立ち上げて良かったと感じます。例えば、子供の頃にテレビの前で面白可笑しく笑っていたドッキリ番組で、構成台本をタレントとスタッフが読み合わせをしているシーンの途中で、幽霊が見えるというドッキリを仕掛けるという内容が僕は今でも強く印象に残っているのですが、その時の構成台本を読み合わせしているタレントの姿にカッコよさを覚え、密かな憧れを抱いていました。最近、テレビ出演のオファーをもらいテレビスタッフの方々と何度か打ち合わせをさせて頂く機会がありました。その際に構成台本と書かれた台本が登場して嬉しさのあまり、気持ちが舞い上がってしまいました。読み合わせしている時にデジャブに近い感覚に陥り、ふわっとした幸せな感覚になりました。恐らくニヤけ顔でした。10秒間くらい違うことを想像してテレビスタッフの方々の説明を全く聞いていませんでした、、、。ハッと我に返った自分に「遊びじゃないよ、仕事だよ。」と自分を律し、言い聞かせたのは割と最近の話です。その他にも連載してもらっている雑誌関係のお仕事で、いつもお世話になっている編集者の方と公開される前の原稿をチェックするという工程があるのですが、原稿に書き込まれた手書きの赤ペン文字や校了の期日を聞くと、自分が憧れた出版業界の裏側を特別に眺められている気がして幸せな気持ちになります。小学校と高校生の頃に憧れを抱いた世界もきっと憧れのままで終わってしまうだろうと想像していますが、自分の人生のなかの大切な1ページとして、お声掛け頂いた仕事は全身全霊をかけて駆け抜けていきたいと思います。今は年齢的な部分もあり、たくさんのチャンスを頂けていますが、僕も今年で25歳になって10代から活躍するスポーツ選手なんかと比べると、もう決して若くはない年齢になったので、これからは本物の実力を示す必要があると考えています。社会に貢献できる企業や技術的な部分で業界を牽引できなければならないと本質的ではないと、常に自分に言い聞かせています。僕たちの仕事が次の世代の子供たちにとって憧れの職業に選ばれるように頑張りたいと思います。

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