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西千葉に田んぼをつくる!

2022.1.29

最近、ずっと目標を見失っていたのですが、2022年はこれだという目標をようやく設定することが出来ました。その目標は「西千葉に田んぼをつくる!」ことです。SakeBaseは千葉市の土気という町にて新規就農で2019年から酒米栽培をスタートさせました。もうすでに田んぼがあるのになぜ、西千葉に田んぼをつくる必要があるのか。それは、多くの人にとって農業という存在が身近にないと感じたからです。弊社が挑戦する土気での酒米栽培は着実に進歩を遂げられているのですが、農業の挑戦を皆様にお伝えするのは距離的な課題もあり、なかなかリアルで田んぼの様子をお伝えできていないのが現状です。「やってるよね!」くらいの認識になっているのが現状です。確かに、SNSの普及やインターネット環境の充実により、オンラインで農業の魅力を断片的になら、お伝えすることは可能なのですが、やはりその土地の風を感じたり、土に触れないと本当の意味で農業の魅力はお伝えできないことを実感したからです。だから「西千葉に田んぼをつくる!」という目標を達成させる必要があるのです。都会に暮らす小学生にとって田んぼは身近な存在ではないし、授業で教わるのは、せいぜいバケツ稲くらい。田舎で暮らす小学生の帰宅風景を都会の小学生にも伝えられたらと考えています。それに、西千葉にはアート作品が町中に散りばめられていたり、画廊があったり、映画に出てきそうな料理店があったりするので、田んぼも自然のキャンバスとして認識してもらい、西千葉でシンボリックな存在を目指します。初夏にはホタルが舞って、秋にはトンボが飛び交う光景を西千葉に創造する夢を抱いています。春にはみんなで田植え体験をし、夏にはみんなで除草作業体験をし、秋には収穫体験を開催したいとイベント構想も練ったりしています。田んぼがあれば食育や教育、環境問題に対する意識レベル向上も期待でき、最終的には大人がワクワクする田んぼに出来たら良いなと考えています。それに、弊社は農業と向き合う酒販店なので、田んぼで収穫された酒米を日本酒にして、店舗販売が出来たら魅力的な取り組みになると考えています。角打ちで日本酒を嗜みながら、夕暮れ時の田んぼを眺めるといったドラマチックな提案が実現したら、農業だけでなく、日本酒の魅力もより多くの方々に伝わるのではないかと大きな可能性を感じています。都会に田んぼは非現実的だという意見を頂いていますが、金銭的なハードルさえ解決できれば、十分に実現可能だと思います。大きな看板や電光掲示板、インターネット広告をPRに使うのであれば、田んぼ広告のほうが注目を集める効果を期待できるのではないかと想定しています。農業がクリエイティブな仕事で、魅力的な産業であることを発信していくことが僕の仕事に対する大きなモチベーションのひとつになっているので、絶対に達成したいです。

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