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今週のブルーロック - #240『トリプルジャンプアップ』

こんにちはこんばんはおはようございます。さけおです。
ブルーロック本誌読了記録。今週も始めていこうと思います、ええ。

今週の私、全体的に、糸師凛〜〜〜〜〜〜!!!!!!しか言えません。1番撃沈したのはそこではありませんが全体的には糸師凛〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!です。今週も元気にシンバル猿です。

試合が終わったからこそ見えてくる、細かい選手たちの表情なんかも魅力的だった今週のブルーロック。

感想文、始めていこうじゃありませんか。

糸師凛という男


まじでこれに尽きる。もう感想これで終わっていい?ってくらいこの一言に集約されている。糸師凛という男。これに尽きます。

糸師凛というひとりの男の生き様が鮮烈に現れた回でした。いやあなんていうか……これでこそ糸師凛って感じがね、しますよね、ええ……(語彙吹き飛び気味)

糸師凛が何故ああも化け物じみた進化をするのか。何が彼をそこまで突き動かすのか。

惜しまず隠さず、彼の答えはただひとつ、「兄たる糸師冴を超え潔世一をブッ殺す」ことであります。

凪の問いに割とちゃんと答えてくれる凛ちゃん、ある意味では以前より落ち着いたのかもしれない……などと思ってしまった。前までの凛ちゃん、ここまでちゃんとお返事くれてたろうか。いやでも、試合が終わったあとのハイ状態が故もあるでしょうねこれは。

凛ちゃん、とにかく寄せつけないという感じで、人とまともな会話をしているシーンそのものが少ないように思います。故に、まともな会話のキャッチボールをしている様子の想像はつきにくい。一時期「最良」とすら言われた潔くんとですら最低限な上、途中からもう殺すしか考えてませんから余計です。

とにかく彼、目的に対して一直線なんですね。
そして幼少期より、その全てをサッカーと兄への羨望に捧げてしまっていた。だからそれ以外を知らない、危ういけれど鮮烈で、不確かだけれど迷いのない、まさに諸刃の剣のような印象があります。

だからこそ、とにかく自分が平穏無事に過ごすこと、自分に負荷がかからないように全力にならないことを優先して生きてきた、最近ようやく前のめりに夢中になることを覚えた凪からすれば、真反対もいいところで不思議な生き物ですよね。

「それが全部終わったら?その先は?」。
自分のこと、サッカーのこと、これからのこと、ようやく考え始めた生まれたてホヤホヤの凪からすれば、当たり前の問いです。読者側からも、もしも目の前に糸師凛のような人間がいたとしたら、間違いなく高確率で飛び出す問いだと思います。

そしてその問いに、知らねえよと答える、それが糸師凛。いやあ、それでこそって感じがしますよね………………。

死ぬことを考えて生まれてくる赤子なんて、この世のどこにも存在しない。それは間違いないことではありますが、ある程度生き続けてきたら、死という概念を知ったら、いずれ先に訪れる最期を想像して時に立ち止まり、思案するのが人間です。

でも彼にはそんなことはどうだっていい。
兄を超えられないままサッカー人生が終わること。潔世一をブッ殺せないまま青い監獄が、サッカー人生が終わること。それそのものが、糸師凛にとって死を意味する。

糸師凛、以前までは過去に生きている感がなんとなくありました。
糸師冴との1件にとらわれて、過去の執着を解消するため奔走しているような印象がありました。

潔世一との1件だって、過去のことと言えば過去のことです。
それでも明確に違うのは、おそらく「糸師冴だけにとらわれていた頃は糸師冴の模倣でしかなかった」ということ。

己の本能を抑え込み、糸師冴に望まれた糸師凛になるために、憧れだった世界一のストライカーのようになるために、とにかく糸師冴の背中を追い続けていた。

そして兄に認められそうなところまで来た段階で、兄に認められたのは潔世一でした。
誰の模倣でもない己自身のやり方で、糸師冴に言語化させるほど認めさせたのは潔世一の方だった。

糸師冴という過去にとらわれて、糸師冴を目標に追いかけていると、凛ちゃんは性格上真っ直ぐで1度決めると他のものが目に入りませんから、おそらく知識と技術だけでは語れない本質的な何かを、取り逃していた可能性は高い。潔世一という異分子の登場は結果的には彼にとっていいことだったのかもしれません。

あくまでも彼の目的は、変わらず「兄を超えること」。
現状彼の人生にとって、兄以上のものなんておそらく存在はしないでしょう。立ちはだかる壁という意味でも、認められたい憧れの存在という意味でも。

それでも彼の視野に、兄以外のものが入った。兄の一言が、弟の視野に異分子を入れてしまった。

目の前のことひとつひとつに目標・目的を設定してひとつひとつ超えていく潔世一とは対照的に、兄の背中しか見ていなかった糸師凛でしたから、
(もちろん本人の努力があることは大前提にした上で)今まで才能とセンス、持ちうるスキル、そして兄の模倣だけでなんとかしてきた彼にとっては、潔世一に敗北したあの瞬間からがおそらく真の成長の始まりなのですね。

目的を達成するまで尽きることのない火種を握り締めて、彼はどこまでいくのでしょう。兄に認めさせる瞬間って拝ませてもらえるのかな………………。


気になるところ、たくさん語る


小さくはないですけどまずはカイザーでしょう。ええ。

カイザー、傲慢の塊のような存在に見えて、想定よりもストイックな男ですよね。無条件でカイザーを上げようとしてくれるネスに対し、毎度それを否定して己の失態に殺意を燃やしているのはカイザー本人なわけです。

潔世一に勝てるなんて当たり前だ、という態度はあくまでも「自信」であって「驕り」ではありません。適切な努力と経験と結果に基づく適切な自信なわけです。言い方がちょっとだいぶアレなだけですね。

ネスの場合は「潔世一なんて小物にすごいカイザーが負けるわけない」という、潔くんを下げた上でカイザーを天上に至るまでドンドコ上げる方式ですが、カイザーは潔世一のことを小物としてはもう見ていません。
純粋に自分が上だという自信があるだけ。潔世一に勝てるのは、「潔世一が弱いから」ではなく、「潔世一が“カイザーより”弱いから」なわけです。似て非なるものです。

その上で、負けたんですよ。カイザー。自分が吹っ掛けた勝負で負けた。

カイザーなりに認めているだろうとはいえ、それはあくまでもカイザーなりに、というものですから、相手がどんなにすごかろうと、認めていようと、トップクラスの世界を股にかける明らかに格上な選手以外に負けたらそれはもうゴミ屑なわけですよ。

格上な選手へ食ってかかろうとしているわけなのに、ステップアップを図っているわけなのに、道端の石ころのように扱えなければいけない選手に負ける。これはもうとんでもないことなわけですよね、ええ。

たったひとつの黒星ですら己のことが許せない。それが「カイザーだから」なのか、「相手が潔世一だから」なのかは、正直まだ定かではありません。彼の背景はまだ何も見えていませんものね気になりすぎるやろ。

それでも、「それがカイザーだから」というのが主立った理由だったのだとしても、「相手が潔世一だから」という部分は確実にあるんだろうと思います。見るからに張り合ってますから。

今回の試合内容の場合、ただ単にストイックで誰にも負けたくないだけだったら、「ロレンツォに負けた」という方にも走って然るべきですよね。
今後出てくるのかもしれないけれど、今はとにかく世一世一です。ロレンツォにしてやられたことよりも、潔世一に負けたことの方が重要なわけですよね。

自分の負けを認めた上で己の首を絞めるほど怒り狂い、「世一以下のクソゲロゴミ人間」だと言えるその胆力は、間違いなくストイックさの表れでもあるとは思うのですが、
カイザーはカイザーで、他の監獄メンバーたちとはまた別種の勝利への執着みたいなものを感じるなどします。自己証明の類だったら全私が弾け飛びます。

何せ潔世一という存在が、カイザーに何らかの影響を与えているのは確かなわけなので、フランス戦あたりで語られてしまうのかもしれないカイザーの背景に今から怯え散らかしています。はよ見たいけど普通に怖い。

そしてそして、今週のブルーロックにおいて私が最も爆発四散したポイント。

千切豹馬と國神錬介ですね。

5位タイ。2人とも価格差はあれど金額アップでの5位タイです。

そして千切豹馬による「なんだよ國神 ついてくんなし」。

ありがとう………………………………………………………………………………………………………………(昇天)

私はれっきとした腐女子でありますし、そういった意味ではこの2人がまあぶっちゃけ好きなのですが、一旦その話は割愛します。あくまでも純粋な感想文ですので。

そもそも私、チームZがとても好きです。みんな好きですが、特に潔・蜂楽・千切・國神の初期メイン4人が大好きなわけです。

そして各々をコンビとして見た際の関係性も好きです。特に潔・蜂楽コンビ、千切・國神コンビはわかりやすく強調されてコンビとして描かれておりました。大好きです、大好きですとも。

お察しかと思いますが私は伝説の213話、E・4エゴイスティック・フォーで爆死したタイプの人間です。

読者から散々向いていないと言われ続ける闇堕ち真っ只中の國神錬介に対し、やっぱり優しいんだよなあ的なことを思う潔くんだったり、國神くんに会いにやってくる千切豹馬だったり、同じタイミングでやってきてはE・4だなんて4人の総称を急につけ始める蜂楽くんだったり、そしてなんやかんやサッカーに付き合う國神くんだったり……。

あの4人の中にしかない、独特の空気感がたまらなく好きなんですよ。1番最初に1番近くで、それぞれの強さに触れたこの4人、とてつもなく好きなんです。

だからこそ、イングランドチームとの試合はもうない中で、千切豹馬と國神錬介の絡みが見られるなんて思ってもみなかったわけでして、もうまじでどうすんだよこれ。叫んじゃったよ私。

対イタリア戦でこれといった結果を残せたわけではなかった國神錬介ですが、世界からの評価はほんのりと上がったようで安心しました。ノア様お願い國神錬介を外さないで。

なんかもう千切豹馬推しのオタクとしてはね、あの千切豹馬のね、「なんだよ國神 ついてくんなし」というあの台詞とあの表情からしか摂取できない栄養があります。あのコマ切り抜いてあのアクリルのグッズにならん?

國神くんに追いついたこと、本来そのままだったら國神くんを追い越していたところをまるで張り合ってでもいるかのように同額になったこと、なんだか楽しげに語ってくれる千切豹馬の姿が本当に眩しい。膝の件思い出して定期的に泣くタイプのオタクです。

他にもたくさん気になりポイントありました。
とりあえずはちゃめちゃに嬉しかったのは七星くんの存在ですね。

七星くん、試合に出してもらえないのではないか、ドイツチームにおけるイガグリのような役回りなのではないか……とずっと思っていましたが、なんてことはねえ。試合出とるやんけ。ありがとう………………。

七星くん、ブルーロックには珍しい癒し枠なので、消えないで癒し枠……あのほわほわした空気感をまた見せておくれよ……とずっと願っていました。いや、氷織くん覚醒したしもうあのわけのわからん優しい世界線は見られないかもしれないけど、いやでもやっぱ見たい。欲望には素直に。

試合に出ているからといって、U-20W杯日本代表への枠に食い込めるわけではありません。即ち、振り落とされていってしまう可能性はまだまだあります。

それでも、29位だったとしても、ランクインしたという事実は大きい。試合に出ているということはまだチャンスがある。お願いします七星くん。斬鉄くんもそうだしもうみんな生き残ってくれ………………。

今回初出場の氷織くんは流石というか、いきなり18位ですからやっぱすごいですよね。それだけの働きは間違いなくしていましたし。
黒名くんも金額アップ、フランス戦で私が怯えている烏旅人は16位につけています。雷市くんも20位につけ、なかなか良さげです。

そして今回不発だったが故に金額が落ちた凪と玲王。現実見せつけてくるやん………………。ふたりにもとても頑張って欲しい。私は割と凪が好きです。

堂々唯一の1億超えだった馬狼くんは、金額アップするも全体3位。
この悔しそうななんとも言えない表情。敗北感の上塗りですよ。でも馬狼くんだからこれをバネに這い上がっちゃうんだろうなあ。

そして2位につける潔世一。
1位に立ちはだかる糸師凛だよなあ………………。

いや、よくよく見ると糸師凛の金額の跳ね上がり方、すごくないですか?1億4400万円UPしてるって書いてありません?

これってつまり、ドイツチームとの1戦に全てをかけており、ここまでずっと調節に時間をかけていて、満を持してのハットトリックだったということ、なのでは……?(怯え)

チームは5チームしかありませんので、試合はあったりなかったりしますからあれなんですけれども、それにしたって価格の跳ね上がりがすごい。潔世一ですら1億円UPです。

1億4400万円UP………………?(戦慄)

またしても凛ちゃんの話に戻ってますけど、今回はもう仕方ないですよねこれね。1億4400万円UPて。いくらなんでもビビるわ。

そしてここで告げられる、カイザーへのレ・アールからの3億2000万入札希望。
世界からの評価の差に驚き、そして噛み締める潔世一。対して、あの糸師冴も所属する世界最強のクラブ、レ・アールからの入札希望に糸師凛は何を思うのでしょう。案外何も思っていないかも。

試合をすると案外カイザーも糸師凛の視野に入ってしまうかもしれない……でも糸師凛もカイザーも潔世一しか見えていないかもしれない……。フランス戦、恐怖でしかありません。絶対やばい三つ巴。

でも私信じてます、絶対ここに國神錬介が食い込んでくるって………………。もしも何もないまま終わったとしたら、U-20W杯編がほぼ確約されたようなものです。一生続けブルーロック……。

でもヒーローの帰還は、チームZ及びE・4の前であって欲しいとも思うので、U-20W杯編、あると言ってくれ。頼む。


おわりに


フランス戦が怖い!!まじで怖い!!

憎悪入り乱れる三つ巴に、関西ユース組も添えられながら、光り輝く七星くんにおそらく進化しているであろう俊足を引っ提げて斬鉄くんも投下されると予想され、本当に怖い。ていうか今回烏旅人の顔が見られなかったんですけどどうしてですか?怖いのでやめてくださいまじで本当に怖い。

ほんで次回が「たくあんと納豆」て。イガグリくん回なんですか?それともギャグ回なんですか?ここでイガグリくんのシリアス回とか来たらオタク死んでしまうんですけど大丈夫ですか?おそらく大丈夫ではない。

助かりたい、助からない。オタクはいつもその繰り返し。来週もきっと私は助かりませんよろしくお願いします。

ブルーロックにおけるたくあんと納豆、ちゃんと意味があるためアヴァ………………となる未来しか見えませんね。気の抜けたギャグ回であることを心底祈っています。そんな回今まであったか?という疑問はスルーしてもろうて。

来週もだめになるであろう予感を残し、今週は一旦ここいらで締めです。

来週も楽しみだなあ!!!!(ヤケクソ)

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