仙台青葉区の喫茶店
わたしはここのハヤシライスを食べると決めていた(食事メニューがハヤシライスしかないのだけど)
青いアーチ状の扉がなんとも可愛らしい、珈琲ふうぜ。青葉区って住所がいいよね。
1時間をきってからお邪魔したので、ハヤシライス、まだいけるかなあ…終わっちゃったかなあ…とドキドキしながら行ったら、どうやらまだやっているよう。
お腹いっぱいだったけどたべたい、「迷ってるの、これが食べたかったんでしょ、」という後押しで、ハヤシライスのセットに…!
大きなお皿に浅く盛られたハヤシライス、さらに福神漬けのトッピング。お見事。
お店にはわたしたちの他に女性ひとりのお客さん。
アイスコーヒーは1から淹れてくれているのですぐには出てこないのだけれど、閉店の時間も近づいてる。そわそわ
アイスコーヒー出てきたのは閉店の10分前ほど。そわそわそわ
じっくり淹れてくれたアイスコーヒーはとてもボリュームがあり、デカいアイスコーヒーは閉店間際だろうとうれしい。
お店にはいつの間にかわたしたち2人だけ。
マスターが、「これどうぞ」とエリーゼとチョコレートを2つずつくれた。うれしい!
なんかもうそわそわせずに飲もう。
しばらくすると、またまた「よかったら」と、小粒のいちごが3つずつ、それも丁寧にカットされ、ちょっとずらされ、ホイップが2つ絞られてでてきた。え!!!なんと…!!!✨
だってお菓子だけでもいいのに、さらに小粒のいちごなんてころんとお皿に乗せるだけだっていいのに、カットもしてずらしてホイップもしてくれるだなんて…!感動。ずきゅんと胸を打たれた
いちごと、ホイップが添えられたこの優しさの塊みたいなお皿を、このままにしておきたい!!!という気持ちを噛み締めてパクパクっと食べ終えた。
ちょっと酸っぱい小粒のいちご。
山梨と東京からきたというお話をすると、毎年山梨にゴルフに行っていたんだと、お話を聞かせてくれる気さくでのんびりなマスター。もう閉店だよ〜
喫茶店はこういう、人の気遣いや優しさに、思いがけず出会うことがあるので、やっぱりすきだなあと、じんわり思いながらお店を出ました。
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