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しかたなく踊る

また真っ暗になる

その日は仕事を早めに切り上げたけどどうしようもなく、何時間も東京駅の椅子に座ってみた

帰って近くの神社に散歩にいった
手を洗ったらひんやり冷たくて気持ちいい
よるは照明が綺麗でいい
この神社は緑が多い
木の上の方だけ風が強い

だんだんと吹く風が心地よく感じ始めた、8月最後の土曜日からわずか2日目のこと。記録




退院したら、1日半くらい動かなかっただけなのに、ほぼ歩けなくなっていた。

歩けなくなっていたので、父がおんぶするといった。じゃあ、と父の背中にテロンと体重を乗せる母を後ろに倒れないよう支えるわたし。の足を父が持ってしまって危うく2人をおぶりそうになる父。「まってそれわたしの足」とか言いながら、おぶられる本人はなんか笑っちゃっていて、こんな状況でわたしたちはもう笑うしかなくなっていた。実家の見晴らしのよすぎる駐車場でてんやわんや。見られてたらどうしよう。大変はずかしい。

父は母に、緑と水色の間みたいな色に色づけられたかすみ草を買ってきた。おばあちゃんによると、父は帰ってくるなりお花を入れる花瓶を一生懸命探していたそうで。(結局見当たらずビールのコップに)
「すごいね、綺麗だね」と言うと、「200円だよ」とか言って返す父。

結局帰ってきた母に花瓶の場所を教えてもらって(やはりぴっちり場所を把握している母)(すごい)無事いい大きさの花瓶にかすみ草を生けてわたしまでもが満足気になるのでした。


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