記事一覧

化物

3棟までが遠い。病院独特の匂いを感じながら、いつも早歩きで向かう。内心はいつだってやはりドキドキする。 今日はなんだか落ち着いているようで、目もうっすら開くし、…

hn.
2日前
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じごくでなぜわるい

こんな時があったなと、 後から思い返せるように記します いつからだろうな、もうはっきり細かく思い出せないくらい、あっという間に状況が一変した 早い方がいいけど、…

hn.
7日前
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もこもこふっくら花

紫陽花が色づく準備を始めている、と思ったら、 あっという間に色づいてもわっもわに咲いている。 ジリジリな暑い日に、紫陽花を見るのがすきです。 前住んでいたでかい…

hn.
8日前
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ぽっぴんぐしゃわー

わたしは随分陽気な名前のこのアイスをひとつ、持ち帰る。 ドライアイスはもらわなかったので、溶けないうちに早く早く、といつもより丁寧な小走りをして家に向かう。 ち…

hn.
2週間前
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仙台青葉区の喫茶店

わたしはここのハヤシライスを食べると決めていた(食事メニューがハヤシライスしかないのだけど) 青いアーチ状の扉がなんとも可愛らしい、珈琲ふうぜ。青葉区って住所が…

hn.
3週間前
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交換日記をしてくれるひと

交換日記といえば したことあるのは中学生の頃。12人もいた部活の子たちと、交換日記をしていたなあ。 なかなかの人数だから全然まわってこない。人数が多すぎて、ちょっ…

hn.
3週間前
2

ばばさん

職場の同僚で、同い年のばばさん。 バーで働いていたばばさん。 仕事おわり、何度か一緒に呑んだことがある。 最初は何から話そう、とか緊張していたのに、今や2人で呑み…

hn.
1か月前

いいひと

電車に乗る。資料を一生懸命に読んでる、まだぴちぴちスーツの青年の隣が空いていた。 珍しく座る。(普段は景色を見たいので立ってることが多い) まあまあ電車は混んで…

hn.
1か月前
1

社宅のバレンタイン

小さい頃社宅に住んでいたので(棟が分かれていて3棟くらいあったような)同い年くらいの友達が敷地内にわんさかいた。 窓から声が聞こえて窓を覗くとだいたい誰か遊んで…

hn.
2か月前

はる

桜が満開になるとみんな立ち止まって上を見ていて、桜ってすごいなあ 写真で全然綺麗に撮れないんだけど。 お花見というと、高校生の時に朝マックを買ってお母さんと高校…

hn.
2か月前

"note"

会う人会う人に、「noteもう書いてないの?」と聞かれる。 これ、見つかって読まれていたんだ…!(バレてる…!)っていう気持ちと、読んでくれてありがとう…って気持ち…

hn.
2か月前
2

白い犬

最寄りの駅周辺を歩いていた時のこと。 まっしろな芝犬のわんちゃんが、お利口さんに自転車の荷台座っていた。おとなしい。じっとしている。なんてまっしろで可愛いんだろ…

hn.
3か月前
2

はなしたいこと

話したいこと、たくさんあるんだけど、いざ話そう!と思うと忘れていて思い出せない。そんなことばっかり。 なので、その人に話したいことは、その人のトーク欄(送信する…

hn.
3か月前

実質ピクニック

午前中、天気の良い日、ベランダをガラッと開けたままご飯を食べるのがすきです。時間帯的に、トーストを食べることが多いのですが… 半分カーテンがかかっているので、下…

hn.
3か月前
2

快速電車の不安

快速電車にたまに乗ると不安になる。 駅と駅までの間が長いから、各駅停車の電車よりも早い速度のまま長く走っているのはわかるんだけど、なんだか乗っていると不安になっ…

hn.
3か月前

雪の予報の日

「雪道で滑って転ばないよう、足元をよく見て、気をつけて歩いてください」と、綺麗な声でラジオから流れてくる。お、と思う。 この言い回しに、いつも綺麗な声でお天気情…

hn.
4か月前
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化物

化物

3棟までが遠い。病院独特の匂いを感じながら、いつも早歩きで向かう。内心はいつだってやはりドキドキする。

今日はなんだか落ち着いているようで、目もうっすら開くし、お話もできた。うれしい!

まだまだずっと寝ていて、恥じらいのない全力おっきなあくびをするので、看護師さんと笑ってしまう。元々そういうの気にするタイプなので、こんなに全力でされると笑ってしまうと同時にちょっぴり悲しくなる。

ここにいると

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じごくでなぜわるい

じごくでなぜわるい

こんな時があったなと、
後から思い返せるように記します

いつからだろうな、もうはっきり細かく思い出せないくらい、あっという間に状況が一変した

早い方がいいけど、なんだかどんどん進んでいく

なかなか寝付けない
寝れたと思ったら次の日、
目が腫れている日々がつづく

自分が何もできず祈るしかない代わりに、
色々考えてしまうので

自分たちの状況が変わっても、当たり前のように明日が来て、日常は続い

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もこもこふっくら花

もこもこふっくら花

紫陽花が色づく準備を始めている、と思ったら、
あっという間に色づいてもわっもわに咲いている。

ジリジリな暑い日に、紫陽花を見るのがすきです。

前住んでいたでかい公園で、紫陽花祭りがやっていたのでお散歩した。その日もジリジリに暑い日だった。

紫陽花って種類がたくさんあって

テマリテマリ、おはよう、こんぺいとう、ダンスパーティー

これぜんぶ紫陽花の種類です。かわいいよね〜
それぞれちゃんと名

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ぽっぴんぐしゃわー

ぽっぴんぐしゃわー

わたしは随分陽気な名前のこのアイスをひとつ、持ち帰る。

ドライアイスはもらわなかったので、溶けないうちに早く早く、といつもより丁寧な小走りをして家に向かう。

ちょっと溶かしてから、と思って出しておくけど我慢できないから、まだかたいけど食べちゃう。

はっきり何味かわからないから、小さい頃からよく頼む。これは一体なんの味?白いところとほんのり緑のとこ、それぞれ食べてみるけどわからない。あれ、メロ

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仙台青葉区の喫茶店

仙台青葉区の喫茶店

わたしはここのハヤシライスを食べると決めていた(食事メニューがハヤシライスしかないのだけど)

青いアーチ状の扉がなんとも可愛らしい、珈琲ふうぜ。青葉区って住所がいいよね。

1時間をきってからお邪魔したので、ハヤシライス、まだいけるかなあ…終わっちゃったかなあ…とドキドキしながら行ったら、どうやらまだやっているよう。

お腹いっぱいだったけどたべたい、「迷ってるの、これが食べたかったんでしょ、」

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交換日記をしてくれるひと

交換日記をしてくれるひと

交換日記といえば
したことあるのは中学生の頃。12人もいた部活の子たちと、交換日記をしていたなあ。

なかなかの人数だから全然まわってこない。人数が多すぎて、ちょっとした秘密すら打ち明けられないので、当たり障りのない綺麗な文章しか書けずつまらなかった。
中学生の頃なんてとがってるしひねくれてるし話したいこといっぱいあるはずなのに(偏見すぎ)日記の中のわたしたちは、みんな機嫌がよかった。

最近小原

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ばばさん

ばばさん

職場の同僚で、同い年のばばさん。
バーで働いていたばばさん。

仕事おわり、何度か一緒に呑んだことがある。

最初は何から話そう、とか緊張していたのに、今や2人で呑み始めるとてろんてろんに酔ってしまう。

お酒に強いはずのばばさん。
いつも落ち着いていて冷静なばばさん。

てろんてろんに酔い、隣で私の肩にもたれながらケラケラ笑ってる。
え~なんてかわいい。きゅん

記憶をなくして帰った彼女は後日、

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いいひと

いいひと

電車に乗る。資料を一生懸命に読んでる、まだぴちぴちスーツの青年の隣が空いていた。
珍しく座る。(普段は景色を見たいので立ってることが多い)

まあまあ電車は混んでいて、車内は何人か立っているひとがいた。わたしたちの前にはおじさんが立っていた。

何駅か乗って駅に到着すると、前に立っていたおじさんが私の隣に座っている、ぴちぴちスーツの彼の首元に手を伸ばす。

あれ?知り合いだったのかな?と思ったら

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社宅のバレンタイン

社宅のバレンタイン

小さい頃社宅に住んでいたので(棟が分かれていて3棟くらいあったような)同い年くらいの友達が敷地内にわんさかいた。

窓から声が聞こえて窓を覗くとだいたい誰か遊んでる。外で誰か遊んでる!行ってくる!といって家をよく飛び出していた。

バレンタインデーの日。
みんな棟や階は違くとも、同じ敷地内いたのでバレンタインデーの夕方になるとあちらこちらでピンポンが鳴る。前日や昼間に作ったチョコを、夕方から夜にか

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はる

はる

桜が満開になるとみんな立ち止まって上を見ていて、桜ってすごいなあ
写真で全然綺麗に撮れないんだけど。

お花見というと、高校生の時に朝マックを買ってお母さんと高校近くの公園の駐車場で桜を見ながら食べた記憶がある。あれよかったな、

あとは幼少期、社宅の庭に桜の木が何本もずらっと咲いていたのね。
幼稚園児のわたしたち(同い年、その兄弟児がたくさんいた)と親で、雑草が生えまくったところでお花見をしたな

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"note"

"note"

会う人会う人に、「noteもう書いてないの?」と聞かれる。

これ、見つかって読まれていたんだ…!(バレてる…!)っていう気持ちと、読んでくれてありがとう…って気持ちになる。
大変うれしいありがとうございます。

新しい習慣ではじめたのに、1ヶ月前で止まってしまってた。あまりにも早い

桜が満開なので書き始めます。
日々思っていることはたくさんあって、掃除のおばさんがいつも密かに鼻歌歌っている、こ

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白い犬

白い犬

最寄りの駅周辺を歩いていた時のこと。

まっしろな芝犬のわんちゃんが、お利口さんに自転車の荷台座っていた。おとなしい。じっとしている。なんてまっしろで可愛いんだろう!

そしてまたある日のこと。赤いハーネスを付けられた、あの白いわんちゃんがお散歩しているのを見かけた。わっ!あの子だ!かわいい、触りたい。

そしてまた仕事に向かう前。ちょっと急ぎ足で歩いていると、お散歩中のあの子を見かける。後ろ髪引

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はなしたいこと

はなしたいこと

話したいこと、たくさんあるんだけど、いざ話そう!と思うと忘れていて思い出せない。そんなことばっかり。

なので、その人に話したいことは、その人のトーク欄(送信する前)のところに箇条書きにしておく。

よく電話をするひととは、話したいことを見つけると割とすぐに箇条書きにメモするので、次電話する時にはすぐに話せる!(あまりにも話題が多い為、前半にバーっと話しすぎてすぐに終わる)(あと話したいことある?

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実質ピクニック

実質ピクニック

午前中、天気の良い日、ベランダをガラッと開けたままご飯を食べるのがすきです。時間帯的に、トーストを食べることが多いのですが…

半分カーテンがかかっているので、下から陽の光と心地よいくらいの風が入ってきてすごく気持ちいい。

これはもう実質ピクニックなのです。

快速電車の不安

快速電車の不安

快速電車にたまに乗ると不安になる。
駅と駅までの間が長いから、各駅停車の電車よりも早い速度のまま長く走っているのはわかるんだけど、なんだか乗っていると不安になってくる。

あまりにもスピードが早いんじゃないか。
この速さの乗り物にいま、わたしは乗っている…

これが途中で脱線したり、何かに衝突したりなんかしたらどうなるんだろう。

あと、駅間の距離が長いから、次のドアが開くまでが長い。気にならなけ

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雪の予報の日

雪の予報の日

「雪道で滑って転ばないよう、足元をよく見て、気をつけて歩いてください」と、綺麗な声でラジオから流れてくる。お、と思う。

この言い回しに、いつも綺麗な声でお天気情報を届けてくれる女性の、人間味を感じてうれしくなる。

雪はまだ降っていない。

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「大雪警報」と言いながら、帰りにはきっと止んでしまうんだろう。降っていないんだろう、と思っていたら全然降っていた。

傘を持ってきたのに忘れて

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