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【SCPコラム】それでも、私は怪物である方が好きかもしれない【第四回】

 こんにちは、さかずきです。前回のコラムが反響を呼び、今まで全く触れてこなかったSCPコミュニティに触れて、今一度自分の中でSCPとは何であるかを考えてみました。それは相変わらずSCP-173であり、シャイガイ、クソトカゲといったホラー・SF・オカルト・都市伝説的なものである。なぜなら自分がSCPに入ったのはそれらSCPの図鑑的な面白さに惹かれたからです。こんな奇妙な生き物・道具などが、さも本当に存在しそれが隠されているのだという驚きと興味深さがSCPに自分を引き込んだのです。こうして本家のシリーズⅠ~Ⅲの奇妙な記事を見ました。すると実は日本で作られたSCPがあること、日本支部SCP-JPの存在を知りました。そこではねこです。や屋根裏部屋の宇宙といった本家にもありそうなSFホラーチックのSCPもありましたが、歌う雨音のような感動記事、死体に非ずのようなJホラー記事、秘密結社キャッチ&リリースのようなよくわからない記事に出会いました。これらの記事も素晴らしいものではありますが、あくまでSFホラーという根幹があってのいわば変化球的なよさで、もし自分がそれらを入り口にしていたらSCPにはまっていなかったかもしれません。ですので、自分の中でSCPとはSFホラーが根幹にあるものと認識しています。

 しかし、ここからの話はSCP-JPに限った話になりますが、昨今のSCPはSFホラーから遠ざかっているようです。棍棒コンやステゴロコンのように特別に枠を設けないと記事に着目したかつSFホラー的なものが生まれなくなっているようです。これは誰が悪いという話ではありません。そういう流行り廃りがあるのは当然のことです。ですが、それでも根幹にB級チックなホラー、インパクトのある画像、補遺ではなく実験・探索ログで畳みかける内容の記事があってほしいのです。これはエゴです。しかし、繰り返しになりますが、緊張と緩和、根幹のSFホラーに対して感動記事、シュール記事が映えるのです。

 そんなことを根底で考えつつ、前回のコラムで闇寿司を批判しましたら、思いっきり反響がありました。週に10回くらい読まれればいいや、と思っていましたら、記事を上げた瞬間に500以上のアクセスがあり、様々なコメントがありました。これまで自分はSCPは動画やアニオタWIKIから見て、興味があったら元記事を見る。それを大体一周したらブログで紹介されているSCPを見ていきました。そこであるブログと出会い、自分もおすすめのSCPのまとめを作ってみたいと思い、今に至りました。そう、ここに至るまでSCPコミュニティとは付き合っておらす、どんなものが流行っているのかすらわからず、つまり非社交的な状態でした。そこにいきなり多くの白い仮面のコメント、SCPでシュールが主流に認められてもいいじゃないか、が見られました。そこで私はSCPがSFホラーが主流という考えを止めて主流派になったほうが精神的にもそれから今後の展望的にも楽で望ましいと思います。しかし、SCPといえばでコンテンツで扱われているものは本家シリーズⅠのSFホラーな怪物たちです。そう、SCPがどのようになろうとSCP-173には魅力があるのです。貴方に戻って来てほしいというほどに強い望みはありません。

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