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単独ライブを終えて。

とりあえず新しいフィギュアを買おうと思っている。何を買おうか。


ドラえもんのこの種類のフィギュアは現在プレミア価格で取引されている。買えるとして1体。


闇雲に数だけ増やすわけにもいかない。現在このドラえもん(スタンダード版)とのび太くん(スタンダード版)の2体という状況がかなりの安定感を誇っているため、そのバランスを崩してはならない。しずかちゃんを買うならやはりジャイアンとスネ夫も同時に買わないといけない。
ジャイ子ちゃんや出来杉くんもゆくゆくは欲しいが今ではない。ドラえもん、のび太くん、出来杉くんという3人の並びは本人たちもなんか気まずいだろうし…。

(ちなみに出来杉くんは現在5万円以上で取引されている。)

体調面を考慮して3ヶ月ほど激しい運動(ランニング)を控えてきたが明日から再開しよう。野菜ももう無理して食べなくていいや。本棚をもう一つ買おう。乾燥機のフィルターを代えよう。



そんなことを考えていたらあっという間に一日が終わった。忙しさと焦りと緊張感と安堵感で爆発しそうだった昨日とは打って変わり、僕の人生にあってもなくても全くなんの影響も与えない無駄な一日(無駄日)になってしまった。



初めての単独ライブが開催されるはずだった去年の7月6日。布団の上で「あぁやっぱり何もうまくいかない人生なのかなぁ。」と思った。
損失は、本来バイトに入っているはずだった給料を含めると10万円近く。虚無感。なぜか心理状態的に「なんとしてもすぐやり直したい」とは思えなかった。


体が回復してライブに復帰するようになると、会う人会う人が僕を励ましてくれた。どうやら僕は自分が思っている以上に不遇な目に遭ったらしい。
僕を気にかけて映画に誘ってくれたハナコの秋山さん、僕を励ますライブを主催してくれたぷぅのはなさん。そのライブ収益の全てを僕に渡してくれたフタリシズカさん、たくろうビスケットさん、ワタリ119さん、こたけ正義感さん、リンダカラー∞のたいこーさん、ゼンモンキー荻野くん、えびしゃのサエキくん。「俺の優勝賞金をお前に使わせてくれ。」と言って大切なワタナベNo.1の優勝賞金の一部を託してくれた豆鉄砲の東さん。他にも温かい言葉をかけてくれた諸先輩方。



もう一回やるしかないじゃないか。



僕はようやく重い腰を上げた。



そんな単独ライブのこと。僕が絶対に忘れたくないから忘れないうちに記録しておこう。↓




準備期間。1人で90分も使える。音響も照明も映像も自由に使える。お客さんもたくさん来てくれる。こんなに恵まれた環境で1人でスベったらもう二度と立ち直れないだろうな。そのプレッシャーが僕を机に向かわせる。

もっといい声を出したい。パソコンに向かい何度も録音し直す。のどが終わっていく。どうしてもあの4軍2人を夕陽に向かって走らせたい。動画編集、アニメーション作り1から調べる。どうしても光って欲しい服がある。購入。試作。失敗。繰り返す。

ヤクルト1000はすごい。2時間しか寝てないのに8時間寝たくらいの感覚で目が覚める。準備期間はたくさんあったはずなのに、修正に次ぐ修正。もうこんな時間。焦る焦る。


当日朝。体調を崩さず当日を迎えられた喜びを、失敗の不安がギリ上回る心理状態。荷物が多い。全て舞台袖に散らかす。普段隅の方でしゃがんでいるしかないバティオスの楽屋を、今日は1人で占領している。先輩、同期、後輩。みんなが楽屋に差し入れを持って激励の言葉をかけてくれる。


開場。予定より20分も遅れる慌ただしさ。開場中にかかっていた、さかざきらしくないと評判だった曲はどちらも僕が指定した曲。『素晴らしき日々/神門』、『それでもいいならくれてやる/関取花』。たしかに曲調は僕らしくない。歌詞の内容がすごく良いのでよく聴いてね。


開演。出囃子(『さらば/キンモクセイ』)が流れ始める。「もうそんな時間!?」という感じ。怖い怖い。

本番直前。もう何が何だかわからない舞台袖。


1本目。ありのままの僕のセリフが最初のボケ。お客さんがみんな味方に思えた。ありがたい。今日は楽しくやれそうだ。


オープニング映像。準備期間の僕の一日。


2本目。音響がなかなか流れないトラブルがあったが陶芸家らしく雑念を捨ててやり過ごす。ネタの外枠だけ作ってあとはAIに面白さを委ねた。ありがとう技術革新。


映像①。3分クッキング(願望)
本ネタ以上に手間がかかっている。これのフルバージョンをいつか見てもらおう。


3本目。ややこしいかったかもしれないがこのネタの音響が流れないのは台本通り。主人公のアイツが愛しくてたまらない。


映像②。4軍な2人。
モッちゃんとシバやん。1年目のコロナ禍の頃、YouTube配信だった事務所ライブ用に作ったキャラのアニメ。会話の内容は大学生の頃に考えていていたもの。終演後、こいつらが結構人気だったようで、僕を置いて2人で3軍に昇格するんじゃないかと不安。


4本目。本番上手くいくか心配だった。結果本番が一番上手くいって心の中でガッツポーズ。2万円くらい使った。


映像③坂﨑流実戦英会話講座。
翻訳前の英語の時点で結構笑いが起きていたので英語力の高いお客さんが多数いた模様。ちなみに僕は大学時代TOEIC645点でギリギリ留年を回避。


5本目。前回の単独用に作った。とんでもなく撮影が大変だった。それなのにみんな嫌な顔一つせず手を貸してくれた。


映像④。手抜き走馬灯。
手抜きとはいえ27年間の人生の走馬灯を見ているようで録音中感慨深かった。


6本目。10分以上あった。すごい。時間を気にせずネタを作れるとこんなこともできる。元中日浅尾のパームボールがどれだけの人に伝わったかわからないけどもう勢いで入れてやった。のどか限界だった。


映像⑤神の休日。
僕のネタには欠かせない存在である神々。1年目の頃から何度も僕のネタに登場して助けてくれた相方たち。そんな彼らの休日。


7本目。元々は養成所の卒業前に課題として与えられた「卒業」をテーマにしたネタ。3本目のアイツの1年後。このネタが好きだから「もっと面白くなるはずだ」と試行錯誤をして現在。


エンディング。4軍な2人の『明るい未来』を暗示。


後輩の金子カーリーと阿弥阿弥の力を借りて最後の挨拶。プロ野球カードとステッカー買ってくださった皆様ありがとうございました。

シャッターチャンス。


あっという間過ぎて、だいぶ巻いたかと思ったら予定通り。終演後。先輩、同期、後輩がたくさん「おもしろかった」と労いの言葉をかけてくれて寿命が2年伸びる。


今回スタッフの皆さんには音響、照明、映像、フル稼働でかなり負担をかけてしまったのに無事にやり遂げてくれた。どれだけ感謝しても足りないくらい。すぐに打ち上げに行きたかったが僕の眠気が限界を迎えていたため後日に。焼肉食べ放題用の利益を握りしめて帰宅。


睡眠(10時間)。



今回の単独ライブの配信についてはまだ未定なのですが、ご要望が多ければいろいろ編集してなんとかしようと思っています。ぜひ僕にご要望を直接お届けください。一向に配信に関しての続報がない場合は、あまりご要望が無かったという解釈で大丈夫かと思います。
ネタの性質上、編集しても上手く映像じゃ伝わらないネタもありそうなので悪しからず。




長々と書かせてもらいましたが。これが僕の今の記憶。また何か思い出したらその都度編集していくかも。

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