『夜が明けたら、いちばんに君に会いに行く』感想
めちゃ面白かった!
表紙のイラストに惹かれて、読み始めた。
スターツ文庫の本って、表紙が綺麗で大好き!
冬野さんの『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。』とか。
空っていいよなーって思った。
一瞬一瞬で表情を変えて、晴れも雨も美しい。写真では映らないから、絵を描く。
この世界は自分のもの。自分の目で見るものは、自分にしか見えないから。自分のものだから、好きなように生きていい。
こんな風に思えるのは、青磁が死を意識しているから、死ぬのが怖いからなのかな。終わりを知ると、一瞬一瞬を大事に生きようと思うんだね。
人生を頑張って生きる為には、今を頑張って生きることだと、誰かが言ってたのを思い出した。
茜はマスク依存症。取り繕った笑顔で自分の心を隠すように、マスクで表情を隠している。
青磁はぶっきらぼうでサッパリしてる奴じゃなくて、実は穏やかで優しく、繊細なんだよね。それを隠しているのも、実は茜と同じだったんだね。
茜の心の声は、昔の自分に戻りたかったってことなのかな。茜が恋した青磁は、昔の茜になりたいと思って振る舞ってたから。
僕も茜と同じかもしれない。いつからか、取り繕った笑顔をしてるかも。でも案外そうじゃ無いかも。
昔の茜とか、青磁みたいになりたいね!
これは今の茜の言葉だけど、この楽な居場所って、実は昔の茜のことなんだよね。
「俺はお前が嫌いだ」って言葉に、この話の全てが詰まってた。
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水彩画、油絵描きたくなった。
作中に出てくる河川敷、地元の好きな景色と似てるなって思った。東海村の原発が見える河川敷。
映画は、、なんか合わなかった泣
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