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【アドカレ12/20】SVサークルの部員数が1年で3倍になった話
はじめに
はじめましてSakaya(@Sakaya_sv)と申します。
この記事はTobyさんの2022年度アドベントカレンダー企画の12/20夜の部の参加記事となっております。
詳細はこちらから確認ください。
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この記事の背景
表題の通り、この記事では大学のShadowverseサークルをどうしたら盛り上げられるか、実際に私がとった方法を思い起こしながら記す記事となっております。人が足りていないShadowverseサークルやチームはたくさんあるはずですので是非参考になれば幸いだと思い、筆をとることにいたしました。
私は現在学部3年生で、1年生の春シーズンから早稲田大学shadowverseサークル(WSL)の人間として大学生リーグに参加しております。自分が入った当初はそんな人がいないわけでもなかったのですがその時点で4年生が多く、自分が2年生になると同時に多くの先輩方が卒業されてしまい、サークルに残っている人間が最終的には6人になってしまいました。
そこで2年生の終わりから3年生の春シーズンにかけてめちゃくちゃ頑張ったところサークルの人数が20人となり、3倍になりました。そこで実際に何をしたのかなどということを時系列で書いていきたいと思います。先に謝罪をしておきますが、ところどころで固有名詞が出てくるので読みにくかったらすみません。
2021年12月〜2022年2月 代替わり
この時期くらいに当時の幹事長であったPikkaさんから代替わりによりサークル運営を任されることとなります。その時に同じくサークルに残っていた当時の2年生のまきまきさんが幹事長となり、時雨さんと私が副幹事長となって新体制が始まりました。
新体制が始まった時点で3人の間では今年しっかりケツに力入れて新入生を探していかないと近いうちにサークルが消滅するという危機意識は存在していました。そのためこの時期から新入生を獲得すべく動きはじめていました。ここからはこの時期から始めていたことを紹介しようと思います。
①マイルストーンの掲載
マイルストーンとは早稲田大学のマイルストーン編集会というサークルが発行している早稲田大学の情報誌のことです。私も持っています。
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他の大学にもおそらくこれに似たような情報誌はあるのではないかと思います。
マイルストーンには早稲田大学にあるサークル一覧がありサークルを探すにはうってつけです。更に科目の情報もかなり網羅されていて、この講義は楽単だみたいなことがたくさん書かれています。その情報の豊かさ故に早稲田大学に入学してきた1年生のほとんどがマイルストーンを購入すると言っても過言ではありません。
2021年まで先輩方がサボって掲載していなかったので、新入生獲得のために2022年から掲載してもらうことにしました。
実はサークル情報を掲載してもらうには科目情報を40科目分登録しなくてはならず(科目の情報が豊富なのは実はこの制度のおかげ)、幹部3人でやったので結構大変でした。
②サークル紹介パワーポイントの作成
うちは基本的に大学生リーグの参加を目的としたサークルなので、大学生リーグとは何か?普段の活動はどんな感じなのか?とかが結構複雑だなーという問題点がありました。そこで新入生に理解してもらいやすくするためにパワーポイントを作ることといたしました。
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③サークルのTwitterをしっかり動かす
サークルのTwitterは元々あるにはあったんですが、全然動いておらず何も知らない人が見たらほんとにこのサークル活動してんのかな?みたいな感想を抱きかねなかったのでこの時期からしっかりTwitterを稼働させるよう意識しました
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④Discordサーバーを整備する
Discordサーバー、つまり普段の活動の場所の整備もしました。その活動場所に問題点がいくつかありました。
•私が2年生の時は人数不足で1チームでの参加だったが、1年生の時はAとBの2チームで大学生リーグに参加しており、その際に活動場所であるDiscordサーバーが完全に分離されていてそれぞれ別のサーバーで活動していた。しかしそれはサークルとして味気がないので2022年からはAとBで同じサーバーで活動できるようにしたかった。
•前述の通りうちのサークルは大学生リーグの参加を主な目的としたサークルなのですが、当時までは下の画像のように大学生リーグ以外のことを話すチャンネルがほとんどなく面白みのないサーバーだなというのがありました
•Botが全然なかったのでBotをたくさん入れたかった
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これらの問題点を整理して現在は画像のようなサーバーになっています。(なお後から付け加えたチャンネルもあります)
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まぁこんな感じに改良をしました。もちろんサーバー全部を見せることは出来ないのでこれはほんの一部です。
改良する上で意識したのはどうやったら新入生がシャドバの競技シーンに馴染めるようになるか、サークルに馴染めるようになるかということを考えました。
⑤プロ選手に宣伝してもらう
早稲田大学出身のshadowverseプロゲーマー選手であるさに選手にサークル宣伝をお願いしました。結構ダメ元でお願いしましたが、快く引き受けてくださったさに選手には感謝しかございません。また実況を担当してくれたOBのClaraさんとOBでもないのに解説を快く引き受けてくれたテラリーナさんにも大変感謝しております。
当時の配信はこちらから見ることができます。当時、私が配信するのが人生で初めてで序盤トラブルでテンパって変なこと口走ってますが温かい目で見ていただければ幸いです。
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以上が代替わり後にとりあえず取り組んだことです。今思い返せば結構色々なことをやったなと思います。なお、今いる1年生に聞いてみたらほとんどがマイルストーンを見てサークルに興味を持ったという人が多かったです。また、さに選手と対戦してる配信を見てサークルに興味を持った人もいたので、やってよかったなと思います。
2022年 3月〜5月
この時期から続々と新入生がやってきてくれます。当初目標8人で設定してたのですが20人以上来てくれてめちゃくちゃ幹部で盛り上がってました。この時期にやったことを列挙していきたいと思います。
①オフラインでの新歓
新入生がサークルに求めることってなんだろうって考えた時にやっぱりオフラインでの交流なんじゃないか?と考えて、サークルで前例がないけど頑張って企画しました。
企画はいろいろ考えたんですけど、レンタルスペースを取って集まってピザ取ってみんなでシャドウバースしました。結構楽しかったのでこれから新歓やるサークルは是非参考にどうぞ。
また、この新歓を通してオフの交流の重要性を認識したのでオフ企画をどんどん増やしていいと感じました。
②他大学枠
順調にメンバーを集められているな〜という矢先事件が起きます。こちらです。
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僕「え?」
勝つためにこれを利用しない手はありません。急遽幹部で会議を開きどうするか方針を決めました。(結構この時期はバタバタしてた)
2022年5月以降〜
メンバーは集まったので一安心ですがここから新たな壁にぶつかります。それはせっかくきてくれた新入生に居続けてもらうにはどうすればいいかという問題です。「持続可能なサークル」には人間が必要です。せっかくきてくれた新入生が去ってしまっては元も子もありません。
居続けてもらうにはサークルの居心地が大事なのでこの問題はどういうサークルでありたいかという問題に帰着できます。
専修モデル
具体的にどういうサークルにしたいかという目標設定が定まらないまま大学生リーグの春シーズンが近づきました。その頃、春シーズン予選に向けて私と同じ窓に所属しているととろさん率いる専修大学様と練習試合をしました。
専修大学SVサークルは昨年(2021年度)にととろさんが設立し、彼1人でメンバーを集めて発足したサークルです。少ない人数から急に人数が増えたサークルとしては結構当時のうちのサークルと状況が似ていたので練習試合のあといろいろ話を聞いてみました。
簡単に要約すると
•サークルの雰囲気が勝敗に直結するから初めは雰囲気作りに力を注いだほうが良い
•専修では最初はリーダーのととろさんが主体で動いて、画面共有を見て指摘したり、積極的に壁打ちをしたりということをしていた。
•他のメンバーがサークルに慣れてきたあたりから自発的に動いてくれる人が増えた。
•今ではととろさんが居なくても勝手に壁打ちをしたりしているとのこと
•プレイの教え方も大事で、「それは違うんじゃない」「それよりこうした方がいい」と二元論や正解を言うのではなく、「どうしてそうしたの?」から入ることをととろさんは意識していた。
•ととろさんが結構イジられ役になってサークル全員がそれをきっかけに仲良くなった印象
•専修SVサークルで他大学枠からきた2人によると予想以上にいいところでびっくりしたという感想
•専修SVサークルの他大学枠で参加したReiaさんは大学デビューに失敗したらしい
これらの話から自分の中で新入生にとって居心地の良いサークルの定義とは
「新入生でも自発的に発言/行動しやすい環境」
なのではないかと考えこれを目標としました。このような環境を作るために
•春シーズンの間は新入生の壁打ちや試合の時は上級生のうち最低1人が顔を出して面倒を見る。
•上級生が主導して新入生に積極的に画面共有を促して教える時間を作る。その際に教え方は「どうしてこうしたのか」から入り思考を促すことを意識する。
•新入生がサークルに慣れやすくするためにシャドバ以外のことでも話を振ったり、上級生側が新入生にとって親しみやすいような言葉遣いをすることを意識する。
•新歓でオフの場での交流の重要性を感じたのでオフ企画を増やして縦の関係だけではなく横の関係(新入生同士)を繋げやすくなるようアシストする。
•上級生が自分を曝け出して後輩にイジってもらう。(これは別になくてもいいけどイジるのにうってつけの幹部がいたため(というか幹部3人全員)出来た)
このようなことを実践しました。専修大学を参考にした方針なのでこれを"専修モデル"と名づけることにします。
専修モデルを実践した効果は思いのほか早く出て、春シーズンの6週目ぐらいから積極的に壁打ちを募集したり、レートに取り組んだりという新入生があらわれはじめました。中にはレートを100戦こなした新入生も複数いてさすがにびっくりしました。秋シーズンはもはや上級生がいなくても自発的に動いてくれたりしてかなり助かった。さらに新入生同士でも結構オフで会って遊んでいるらしく横の関係も問題なく構築出来ているようでした。
反省とこれからの展望
結構今年はいろいろ上手くいったと自分の中では考えていますが、上手くいく状態が続くと初心というものを忘れてしまいます。この記事を書いてる時に、そういえば自分は最近他人のプレイを指摘する時この専修モデルが実践出来ていないことが多いなと感じてしまいました。私自身もこの記事をきっかけに初心を思い出して、そろそろ新歓が始まる時期なので多くの新入生に来てもらえるよう臨みたいと思います。
まとめ
大学のSVサークルを盛り上げるには
•大学の情報誌にサークル情報を掲載しよう
•オフ企画を増やしてみよう
•新入生にとって居心地の良いと考えられるような環境や雰囲気づくりをしよう
ということが言えるかなと思います。この記事で扱った内容は、早稲田大学だったから出来たこともあると思いますが、他の大学でも実践出来そうな内容も多いと思うので、最後まで読んでくれた読者がもし大学のSVサークルあるいはアマチュアチームの環境作りに困っているのであれば是非参考になれば幸いです。
質問や感想があればTwitterのDMで受け付けます。最後まで読んでいただきありがとうございました。
12/21の宣伝
明日(12/21)のアドカレは昼の部がみなづきさんの「シャドバのシミュレーターを作りオリジナルカードを実装して遊ぼう!」となっており、夜の部が綾鷹さんの「なぜ強いデッキを過小評価してしまうのか」となっております。お楽しみに!
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